千差万別のメンバーが集まって活動している学生団体Replus(リプラス)が2017年12月3日(日)にファッションショー「HENTEKO」を渋谷の文化ファッションイキュベーションで開催した。

本記事では、ファッションショー「HENTEKO」の様子をルックの一部と一緒に紹介する。

【Replusとは?】

連鎖いう意味で「Re」 、希望可能性という意味で「plus」を表現。

当学生団体は2012年、原宿を拠点としたファッションスナップの撮影を始まりとして立ち上がった。その活動から派生し、ファッションショープロデュースの活動を加え、現在では「スナップ」と「ショー」の2本を中心に活動を行っている。メンバーは国立大学の学生から、専門的にファッションを勉強している学生まで幅広く、学部の1〜2年生で構成。大学生と専門学生が集う「Replus」だからこその強みは千差万別のメンバーが集まっているという点。『自分にできることは何か。』『自分だからこそ発揮できる力とは何か。』を常に自らに問いながら、メンバーは活動している。『私たちの活動が、それと関わってくださった人々にプラスのインスピレーションを繰り返し提供できるように。』団体名に込められたこの想いの実現にむけて、「Replus」の活動は常に新しさと質の高さを追い求める。

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【2017年度ファッションショーのテーマは「HENTEKO」】

いくら周りが変だと言おうとも、自分が「いいな」と思った瞬間、そこには可能性が宿ります。人の数ほど”好き”があって当たり前。あなたも自分の”好き”に素直になって、向き合ってみませんか。

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ショーが行われたのは、他の学生ファッションサークルにも所縁のある文化ファッションイキュベーション。周りの目を気にして自分の好きな服が着れない女の子のストーリーから始まり、ファッションショーが開始された。

1章〜ネイチャー〜

第1章では、シャツを肩から下ろしたり、パンツを腰から下ろしたりするなどの”シルエットの崩れ”を表現するスタイリングが見られた。

2章〜モノトーン〜

第2章では、演出ががらっと変わり、メンズモデルがメイクを施され、レディースウェアを身につけ、レディースモデルがメンズウェアを身につけるなどの”ジェンダーの崩れ”が表現されていた。

3章〜カラフル〜

第3章では、またも、演出が変わってポップになり、多くの色を組み合わせる”カラーリングの崩れ”がスタイリングで表現されていた。

【代表長谷川氏から】

「3つのジャンルに分けて服に対する違和感を表現しました。周りの目ばかり気にして自分の好きなものを表現するのに臆病になっていませんか?自分がいいと思ったものを自信をもって表現したいと、このショーを通して感じていただければ幸いです。」

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他の学生ファッションサークルとは違い、古着屋からのリース・部員の私物だけでスタイリングし、ファッションショーを行う同団体。自分たちで服をつくらないからこそ、彼らが古着の可能性を広げてくれているようにも思える。

この時期は、学生ファッションサークルのファッションショーが多く開催される。学生だからこそ表現できる世界を足を運んで体験していただきたい。

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Text:Riku Matsuzawa (READY TO FASHION MAG編集部)

READY TO FASHION MAG 編集部

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