ファッションエディターインターン

2006年に映画『プラダを着た悪魔』で話題になって以来、さらなる注目を集め続けるファッションエディター。先の映画のような紙面だけでなく、ここ数年ではWEB媒体で活躍するファッションエディターも増えてきています。

そんなファッションエディターという仕事に就くために必要なこととは?

この記事では、仕事の内容から、ファッションエディターを目指すなら検討したいインターン先を3つご紹介いたします。

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ファッションエディターってどんな仕事?

ファッションエディターとは、ファッションの雑誌やWEBメディアのコンテンツをつくる仕事です。企画立案からスタッフの手配や仕事の指示、誌面やWEB画面のクリエイションの考案など、雑誌・WEBメディア制作の全行程に関わっています。

ライターやカメラマン、スタイリスト、メイクやヘアの担当者、モデル、デザイナーなど、制作に関わる全てのスタッフは、ファッションエディターの指示の下に動きます。これだけ様々なポジションのスタッフと一緒に仕事をすることが出来るのは、ファッションエディターの醍醐味かもしれません(参考:ファッション雑誌編集者になるには?仕事内容や必要スキルを解説)。

下記では、ファッション雑誌「VIVI」や「SPUR」の編集者や、業界専門誌「WWD JAPAN」の編集長などのリアルな仕事風景をうかがえる動画をまとめています。ファッションエディターの仕事がよりイメージできるようになると思うので、ぜひご覧ください。

おすすめのインターン先はWEB企業、出版社、アパレル!

毎月発売される雑誌やコンスタントに投稿されるWEBメディアをつくっている編集部はとても忙しいため、新人教育に時間をあまり割けないのが実情です。また、出版が不況と言われる時代にあってか、採用コスト削減を目的に新卒採用を行わない企業も少なくありません。

そのため、即戦力となる経験者がファッションエディターの仕事においては優遇されます。学生のみなさんには、できるだけ早いうちからインターンやアルバイトでファッションエディターとしての経験を積むことをおすすめします。

デジタルの知識が身につく「WEB企業」

WEB企業

紙媒体でなくWEBメディアが好きな方は、WEBメディアを運営する企業へのインターンもおすすめです。出版業界も紙媒体だけでなくWEBメディアや動画、SNSなどといったデジタルコンテンツに力を入れており、紙媒体を経験したことのないファッションエディターも増えています。

紙媒体よりもスピード感と数値分析の能力を求められるWEBメディアのファッションエディターは、編集スキルだけでなく、デジタルへの知識を身につけることが期待できます。また、企業の募集も多く、長期インターンのシステムを設けている会社が多いです。

ただし、紙媒体に比べるとメディアの数も圧倒的に多く、紙媒体ほどにクリエティブや校閲・校正、情報の信ぴょう性を求めない媒体も少なくないため、自分のなりたいファッションエディターに合った企業を慎重に選ぶことをおすすめ。

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実際の雰囲気を感じられる「出版社」

出版社

紙媒体のファッションエディターを目指している方には、出版社の編集部でインターンすることをおすすめします。

一度印刷したら修正できない紙媒体でインターンすることで、校閲・校正や印刷物の取り扱い方、誌面の構成など基本的な知識も身につき、文字や情報に丁寧な編集を学ぶことができます。

実際の編集部や撮影・ロケの現場の空気を感じて、自分がファッションエディターになったときのイメージがしやすくもなるので、向き不向きを知ることもできます。また、インターン先によっては、取材同行や社外の業界の人と会える機会も期待できます。新卒の募集が少ない出版社ですが、インターン中の努力や取り組みが評価されれば、そのままアルバイトや正社員としてステップアップするチャンスもあるかもしれません。

インターンの募集は企業のWEBサイトや求人媒体に掲載してあることが多いため、編集部のインターンが気になっている方は求人媒体などをチェックしてみて下さい。

人脈づくりが期待できる「アパレル企業」

アパレル企業

ファッションエディターを目指すなら、ファッション・アパレルの知識やトレンドをキャッチする力が不可欠。ファッション・アパレルやトレンドについて勉強するなら、アパレル企業でのインターンもおすすめです。

特にファッション・アパレル企業のプレスや広報は、雑誌に掲載される原稿のチェックやプレゼン資料の作成なども行うため、ファッションエディターの仕事にも通ずる業務も多い職種。

また、自社商品をPRするためにファッション雑誌やWEBメディアに登場する機会も多いく、インターン経験を通してファッション・アパレル業界での人脈づくりも期待でき、それを作るための社交性とコミュニケーション能力を養うことができます。ファッション・アパレルの知識をもっと身につけたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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どんな人が向いているのか?6つのポイント

ファッションエディターになるためには、「ファッションが好きである」ということがとても重要です。その上で、下記の項目について得意な人が向いています。

業界へのアンテナ

ファッション・アパレルへの関心をもって、常にトレンドや業界のニュース、動向にアンテナを張っていることはファッションエディターとして基本的な素質になります。

イメージの言語化・可視化

自分のアイディアやイメージを多くのスタッフに伝え、様々なポジションのスタッフと円滑に仕事を進めなくてはならないため、自分の頭の中のイメージをいかに言語化・可視化して伝えられるかも重要です。

たくさんの人とのコミュニケーション

モデルや広告のクライアントなど外部の方と会うことも多いので、高いコミュニケーション能力も求められます。また、新しい企画の依頼や相談など、時間がないなか誰を取材するのか、新しい情報はないかなど、業界関連の人・情報に精通していることもファッションエディターとして差が出てくるところです。

体力

打ち合わせや撮影同行、原稿チェックなど、動きが多い仕事からデスクワークまで、とにかくやることの範囲の広い仕事です。また、撮影や取材相手によっては、早朝や深夜など極端な時間での稼動も少なくありません。そんなハードスケジュールをこなす体力と健康管理も仕事の一部です。

タスク・スケジュール管理能力

ファッションエディターはとにかく1つのものをつくるのに関わる人が多い仕事。全てがうまく進行していないと完成しないため、自分のタスク・スケジュールはもちろん、各担当のタスク・スケジュールも把握しておくことも必要です。

強いメンタル

このファッション・アパレル業界は、さまざまな考えを持ち、クリエティブなものをつくる人たちが集まる業界。ロジカルな正解がないことも多いため、色んなことを前向きに捉え調整していけるようなタフな精神力も必要になってきます。

ファッションエディターになるために

まとめ

インターンをすることのメリットは、仕事で必要となる知識やスキルを身につけること、社会人としてのマナーを勉強できることだけではなく、「現場の空気」を感じられることができるのもその1つです。若いうちたくさんの経験をして、憧れのファッションエディターへの道を切り開いていきましょう。

もしファッションエディターに興味があれば、READY TO FASHIONでもファッションエディターのお仕事募集しているので、是非応募してみてください。

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