SNS担当の概要から、業務内容、求められるスキルや素質、必要/有利な資格、キャリアプラン、求人情報までを紹介します。

ファッション・アパレル業界の職種を徹底解説する連載シリーズ「アパレル業界職種ガイド」。

ファッション・アパレル業界への就職・転職を検討されている方は必見です。

SNS担当とは?

SNS担当とは、企業が開設したTwitter、Instagram、Facebook、LINEなどのSNSアカウントを、ユーザーへの認知度の向上や新規ファンの獲得といった目的のために用いる職種です。

近年、宣伝やマーケティングの一環としてSNSに力を入れる企業が増えています。特にブランディングが大切になってくるファッション・アパレル業界の企業にとって、SNSは重要な広告塔と言えるでしょう。

例に挙げたようなSNSにはそれぞれ異なった特性があり、SNS担当には目的応じてSNSを使い分けることが求められます。

例えば、Twitterはリアルタイムでの情報発信に優れており、情報を広く素早く広めることに適しています。

一方で、Instagramは画像や動画の投稿が中心のため、一目で商品やブランドの雰囲気を伝えることができます。

これらの特性を考慮しつつ、ペルソナ(サービス・商品を利用する想定ユーザー像)や伝えたい情報に合わせてコンテンツの企画・発信・反響の分析までを一貫して行うのがSNS担当の仕事です。

SNS担当はまだ新しい領域なので、WEBマーケティングや広報の社員が業務の1つとして担当している場合が多いです。

また、ファッション・アパレル業界では、アパレル店員が個人アカウントを開設し、SNS担当として商品やコーディネートを紹介したり、ライブ配信を行ってユーザーと密にコミュニケーションをとることで多くのファンを獲得しています。

アパレル店員のSNS担当についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

SNS担当の仕事内容

SNS運用担当の仕事内容

SNS担当の主な業務は、コンテンツの企画、日々の投稿、それに対するユーザーのリアクションの分析というPDCAサイクルを回すことです。

項目ごとに具体的な業務内容をご紹介します。

戦略立案

SNSを始めるのは簡単ですが、ただ闇雲に投稿をしていても効果は得られません。SNS担当として、どのようにSNSを運用していくのか綿密な戦略を立てることが重要です。

ここではマーケティングの知識が求められるでしょう。ペルソナの設定、フォロワー数や流入率などのKPIの設定を一般的なマーケティングと同様に行った上でSNS担当を開始します。

【関連する職種】
マーケター
デジタルマーケティング
アパレル営業

コンテンツ企画

その後は運用戦略に沿ってコンテンツの企画を行います。

企画の際、どのようにユーザーを巻き込むかという視点はSNS担当において大切です。というも、ネット上の口コミは消費者の購買行動に深く影響するため、企業からすれば多くのユーザーに自社の商品について発信してほしいものです。

このようなユーザーが投稿する口コミは「ユーザー生成コンテンツ(User Generated Content)」の略である「UGC」と呼ばれます。

このUGCを促すために企業SNSではハッシュタグなどを用いてユーザーが参加できるような企画を行います。ユーザー参加型の企画は多くの企業SNSが実践している手法の一つです。

【関連する職種】
マーケター
デジタルマーケティング
プレス(PR・広報)
アパレル営業

投稿

投稿の文章や画像の作成もSNS担当の業務です。投稿の頻度や時間帯も考慮して計画的に投稿します。

投稿するにあたって最も気をつけなければならないことはSNSの炎上です。ひとたび炎上すれば企業のブランドイメージは一瞬で悪化します。炎上のリスクマネジメントもSNS担当にとって欠かせない業務だと言えます。

効果測定

SNS担当は投稿後はその反響を分析します。フォロワー数などの数値の分析はもちろん、SNSではユーザーの生の声を聞くことができます。定量データと定性データの両方を考慮して、その結果に応じてKPIの再設定や投稿の改善を行う必要があります。

【関連する職種】
デジタルマーケティング
・アナリスト

SNS担当に求められるスキル・素質

SNS運用担当に求められるスキル・素質

SNS担当には直感的な思考と論理的な思考の両方が求められます。

それ以外にも幅広いスキルを活かせる職種です。その一例をご紹介していきます。

表現力

SNSでは文章や画像によって情報を発信します。そのため最低限の文章力や画像編集スキルはSNS担当に必須です。

ユーザーを引き込む文章や目を惹く画像の作成はセンスによる部分も大きく、すぐに習得できることではありませんが、普段から他のSNSアカウントをチェックして感性を磨くと良いでしょう。

数値分析力

SNS担当では、その成果がフォロワー数などの明確な数字に表れます。これらの数値を分析して、運用改善を行う必要があるので、デジタルマーケティングに求められるような統計分析のスキルはSNS担当でも活かすことができます。

ネットリテラシー

ネットリテラシーとは、インターネット情報を正しく利用する能力です。SNSアカウントは企業の顔とも言えます。発言や投稿内容には充分に注意することが必要です。

コンプライアンスを遵守しなかったり、炎上を起こしたりしてしまうと企業やブランドのイメージを傷つけることに繋がってしまうので、ネットリテラシーを身につけてSNSを運用しましょう。

流行をキャッチする力

SNS上では情報が一気に拡散されてトレンドが生み出される、いわゆる「バズる」という現象があります。この現象を上手く利用すれば自社の存在を知らしめる絶好の機会になります。

そのためSNS担当は、今何が流行っているのかを感じ取り、ニーズにあったコンテンツを企画することが欠かせません。

継続力

SNSで多くのファンを獲得して自社商品の売上や認知拡大に繋げるためには、継続的にSNSを運用することが大切です。投稿頻度が低いとユーザーの目に留まりにくくファンを獲得する機会も少なくなります。

最初はなかなかフォロワーが増えなくても、日々コツコツと運用することで、徐々にファンを増やしていくことが可能です。

SNS担当になるために必要/有利な資格

SNS運用担当になるために必要/有利な資格

SNS担当を行うにあたって必要な資格は特にありません。しかし、自らのスキルを高めるために学ぶことは決して無駄にはなりません。

SNSエキスパート検定

「SNSエキスパート検定」は、企業・団体向けのSNS活用の知識・方法を習得するための検定プログラムです。上級ではSNSの基礎知識から効果測定の方法まで、2日間の講座を受講後、試験を受けて合否が判定されます。

【応募サイト】
SNSエキスパート検定

SNS担当になるためのキャリアプラン

SNS運用担当になるためのキャリアプラン

SNS担当は比較的新しい職種です。そのため、明確なキャリアパスは存在しておらず、マーケティングや広報の業務から派生してSNS担当としてキャリアをスタートすることが多いようです。

未経験からSNS担当を目指すには、まず個人でSNS担当を始めるといいでしょう。そこで情報発信やユーザーの反応を体感することでSNS担当のノウハウを身に着けることができます。

個人のSNSでも多数のフォロワーを獲得すれば、選考での大きなアピールポイントになります。

特にファッション・アパレル業界ではSNSのフォロワー数を応募条件とするインフルエンサー採用を行っている企業もあります。

何よりもSNSを始めるのに資金は必要ありません。地道な努力でスキルを身に着けることがSNS担当としてのキャリアをスタートする第一歩と言えるでしょう。

SNS担当の求人一覧

繰り返しになりますが、SNS担当の歴史は浅く、今後ますます需要が高まっていく領域と言われています。手法が確立されていないからこそ、自ら試行錯誤しながら新しいことに挑戦したい方にはぴったりの職種です。

READY TO FASHIONでもSNS担当に関する求人を公開しているので、是非応募してみてください。

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岩田日向子(READY TO FASHION MAG 編集部)

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