【プロフィール】
川島 沙也加(かわしま・さやか) / 「ANAYI」伊勢丹新宿店 販売スペシャリスト
2014年、ファーイーストカンパニーに新卒入社。2022年から現職
Instagram▷@sayaka___kawashima.8

「ANAYI(アナイ)」や「allureville(アルアバイル)」、「LOULOU WILLOUGHBY(ルルウィルビー)」、「HOUSE OF LOTUS(ハウスオブロータス)」といったレディースブランドを展開する株式会社ファーイーストカンパニー。エレガンスやフェミニンを基調としたデザインが特徴的な同社のブランドは、長く着られるデザインと上質な生地や縫製を兼ね備えた商品を世代を問わず、多くの人に提供してきました。

今回、お話を伺ったのは、「ANAYI」で販売スタッフとして個人売り上げ年間1億円を継続して達成し続けている川島沙也加さん。ファーイーストカンパニーで働くことの魅力や、販売スペシャリストとして社内外でどのようなことに尽力しているのかを深掘りしていきます。

長く働ける環境で着実にスキルアップできる

ーーアパレル業界に興味を持ったきっかけは?

父親がハイブランド向けのOEMの会社を経営していることもあり、幼少期からファッションが身近な存在で、自然とアパレル業界に興味を持ち始めました。

ーーどういった経緯でファーイーストカンパニーに入社を決めたんですか?

就職活動ではいくつかの企業から内定をいただいていましたが、ファーイーストカンパニーの店舗に改めて見学しに行った際に、20代〜50代の幅広い世代のスタッフが働いていると分かり、長く働ける環境だと思ったんです。サザビーリーグという歴史ある大企業の出資会社という安心感だけでなく、そのような環境に身を置くことで長期的なスキルアップを図れると思い入社を決めました。

ーー長期的に働くことを考えるにあたって、何かビジョンはあったんですか?

販売スタッフとして入社したのですが、入社時は、いずれ本社に異動して裏側で支える立場に回りたいと思っていました。でも、いざ働いてみたら販売スタッフとしての実績がメキメキと数字に表れるようになって、売る方が向いているなと思ったんです。そこから、販売スタッフとしてのスキルを極めようという目標にシフトしていきました。

ーー個人売りでは、年間売り上げ1億円を達成され続けていますよね。

的確なアドバイスをよくしてくれた、当時の店長のおかげもあります。個人売り上げ年間1億を達成できたのが5年ほど前で、そこからずっと達成していますね。

ただ一度、もう少しで1億というところで悔しい思いをしたことがあって、それからは絶対に1億を達成して、個人売り上げでも1位になると決意して取り組んできました。現在も個人売り上げは1位なので、今後も常に自分を超えていきたいです。

生活がより良くなるような商品選びの手助け

ーーストイックな目標に向かって取り組まれている川島さんですが、販売スタッフとしてのやりがいはどんなところに感じていますか?

40名以上ものお客様が、お仕事で忙しい中でも5年以上も継続してご来店くださっていることです。

「いつも決めて帰れない」とおっしゃっていたお客様が、「川島さんが選んだものは間違いないし、人に褒められるから」と今ではおすすめしたものを全てご購入くださったり、教員のお客様が「川島さんに服を選んでもらうようになってから、授業のアンケートに洋服がいつも素敵と書かれることが増えた」と言ってくださったり、そうした何気ない一言が日々のやりがいにつながっています。

お客様から信頼されている実感が湧くと同時に、この関係性をより深めていけるよう自分自身をアップデートしていかなくてはと気合いが入りますね。

ーー顧客様が多い理由は何だと思いますか?

接客のセオリーは特にないのですが、お客様一人ひとりのことを覚えて、常にその方達のことを考えているからだと思います。

例えば、お客様が最近購入された商品を覚えて、それと組み合わせられる商品を考えておいたり、ご来店予定があったらどの商品が似合うかなと考えておいたりしています。お客様に「自分のために向き合ってくれているな」と思っていただけるようパーソナルな接客を大切にしています。

ーー 一人ひとりのお客様に寄り添った接客を大切にされているんですね。

個人売り上げというと、アグレッシブな接客スタイルをイメージされる方も多いと思うのですが、高額な商品を多く売ろうとは全く考えていないです。この方にはこの商品が似合うから着てほしいという思いが強い。お客様の生活がより良くなるような提案をしたいんです。

なので、お客様が求めている商品が入荷していなかったら、正直に「今より来週の方がお好みの商品があるかもしれないです」とお伝えすることもあります。逆にそういった売り込まない姿勢が、お客様に信頼感を与えることができ、購入につながっているのかも知れません。

販売スキルが高いスタッフにもスポットを当てる販売スペシャリストという役職

ーー販売スペシャリストという役職に就かれていますが、お客様だけでなく社内に対してはどのようなことを意識していますか?

販売スペシャリストとは販売に特化したスタッフのこと。会社で4人ほどこの役職に就いています。

そんな販売スペシャリストとして、後輩スタッフのお客様を増やすために何ができるのかを考えて行動しています。例えばスタッフの接客を見る場面があれば、お客様の欲しいものとすすめている商品の方向性にズレがないか確認したり、お客様との会話が弾んでいない場合は「こうしても良いのでは?」とアドバイスをしたりするなど一緒に成長できるように考えています。

未経験のスタッフには、その人に合ったアドバイスやその場で即実践できるような簡単なアドバイスを地道に教えるようにしています。

ーー会社として販売スペシャリストというポジションを設けようと思った背景はあるんですか?

マネジメントが得意なスタッフには店長やスーパーバイザーという役職が割り当てられるのに、販売が得意なスタッフに役職がつかないのはどうなのか…という背景から始まったと聞いています。店長としての能力だけでなく、販売にもスポットを当てるための取り組みです。

ーー会社が実際に動いてくれるあたり、素敵ですね。一緒に働くチームの雰囲気はどんな感じですか?

常に目の前の課題と向き合う、向上心のあるスタッフが多いです。自分のスキル、ひいてはチームのレベルをアップさせようと日々変化するお客様に対してどのようにアプローチするべきか、また年間の予算を超えるための戦略などについて常日頃から話し合っています。

また、チームワーク接客も大切にしています。全員でお客様を覚えたり、お客様を担当しているスタッフがいなかったら手の空いているスタッフが接客に入ったりと、自然と協力し合えるチームです。

ーー「女性の働きやすさ」を魅力の一つとして提示していますが、実際に働きやすさを感じる場面はありますか?

子どもがいるスタッフも多く、子どもの体調不良などで休まなければならなくなった時はスタッフで穴を埋め合える環境です。また、スタッフの体調が良くない時には無理をさせず積極的に休みを促しています。

次はオンラインでも一番になりたい

ーー今後の目標や夢について教えてください。

ポジションとしてはスーパーバイザーを目指したいですね。

あとは、店舗での個人売り上げは1位の結果を残せているので、次はECでの売り上げも一番になりたいです。目下、サイトにアップしたコーディネート画像もお客様から好評ですが、より数字を上げていけるよう日々改善を繰り返しながら取り組んでいます。

ーー最後に、応募を検討している方に向けてメッセージをお願いします。

ANAYIは和気あいあいとしていて、チームワークが良いブランドです。またコツコツと努力していけば、それを認めてくれるブランドでもあります。着実にスキルアップしていきたい方はぜひ一緒に働きましょう!

写真:浪華 漠然( @naniwabakuzen )

株式会社ファーイーストカンパニーの求人一覧

READY TO FASHIONでは、株式会社ファーイーストカンパニーの求人を公開しています。求人への応募はもちろん、会社をフォローしておくことで新規求人やイベント情報、ストーリーなどの最新情報をゲットできます。お見逃しのないよう、ぜひご覧ください。

販売職の求人を見る 本社職の求人を見る

ファッション・アパレルの求人一覧

アパレル・ファッション業界に特化した「READY TO FASHION」では、3,500件以上の求人情報の中から新卒や中途、アルバイト、副業などの雇用形態のほか、多種多様な職種・業種軸で自分にあった仕事をお探しいただけます。業界に興味ある人は、ぜひREADY TO FASHIONをご活用ください。

求人はこちら

三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。音楽、ドラマ、食、本などすべてにおいて韓国カルチャーが好き。

THEME

BRAND