【プロフィール】
杉明日可(すぎ・あすか)/ LOULOU WILLOUGHBY デザイナー
2018年、ファーイーストカンパニーに新卒入社。3年間、「allureville」で販売スタッフを務めたのち、2020年から現職。
Instagram▷@loulouwilloughby_s

「ANAYI(アナイ)」や「allureville(アルアバイル)」、「LOULOU WILLOUGHBY(ルルウィルビー)」、「HOUSE OF LOTUS(ハウスオブロータス)」といったレディースブランドを展開する株式会社ファーイーストカンパニー。エレガンスやフェミニンを基調としたデザインが特徴的な同社のブランドは、長く着られるデザインと上質な生地や縫製を兼ね備えた商品を世代を問わず、多くの人に提供してきました。

今回は、「LOULOU WILLOUGHBY」でデザイナーとして働く杉明日可さんにファーイーストカンパニーで働くことやデザイナーの魅力などを伺いました。

好きなブランドでデザイナーとして働きたい

ーーデザイナーを目指したきっかけや入社の理由は?

幼い頃から絵を描くことが好きで、気づけば洋服の絵ばかり描くようになっていました。そんな私を見ていた両親からデザイナーという職業があると教えてもらい、10歳の頃からデザイナーを目指すようになりました。

服飾の専門学校でファッションについて学んだ後、アパレル業界で就職活動をしました。ファーイーストカンパニーに入社しようと思ったのは、カタログに載っていた洋服のデザインがどのブランドよりも素敵に見えたから。好きなブランドでデザイナーとして働きたい、自分のやりたいことができる会社に行きたいという思いが一番にあったので、ファーイーストカンパニーに入社することにしました。

ーー初めは販売職もされていたんですね。

入社時から3年間はallurevilleで販売スタッフをしていました。そこでシーズンの流れのみならず、店舗ではいつどんな商品があったらお客様に提案しやすいのかを実践的に学びました。

その経験があり、デザイナー職に就いてからは商品企画の際に「こういったアイテムがあった方がいい」と自分の提案に根拠を持たせられるようになりました。

自分がデザインした洋服が誰かの一着になる喜び

ーー実際に商品はどのように作られていくんですか?

まずは、次シーズンのテーマや月ごとに打ち出すアイテムを決めます。その後、下支えのアイテムを決定し、作りたい商品を各々集めて、企画でOKが出たらサンプルを作っていきます。

さまざまな人が関わりながら作っていくのですが、一つのアイテムに関しては自分で監修するので取り組みがいがありますね。

ーーデザイナーとして働く中で、LOULOU WILLOUGHBYのアイテムのどんなところに魅力を感じますか?

インポートの上質なツイードやジャガードといった生地を扱えることはもちろん、スタイルがよく見えるようなラインと女性らしく遊び心のあるデザイン、着ているとどこかへ出かけたくなるようなワクワクした気持ちになれるところが魅力です。国内縫製にこだわっている点もファーイーストカンパニーならではの強みです。

ーーデザイナーとしてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

自分の手掛けたアイテムがヒットした時や、お客様に購入していただけた時です。もちろんカタログなどに自分のデザインしたアイテムが使われるのもうれしいのですが、お客様が購入してくれ、実際に着てくださることの方がやっぱりうれしいです。売ることの大切さを学んだ販売スタッフの頃とは、また違った喜びを感じるようになりました。

もともとデザインを描くことが好きでしたが、お客様に届いた後のこともやりがいの一つになっています。

ーーデザイナーの業務以外ではSNSにも取り組まれているとお聞きしました。

販売スタッフとして働いていた時はお客様の声を直接聞くことができましたが、デザイナー職に就いてからはお客様との直接的な接点が持てていませんでした。

そこで、「この商品を買っている人にはどんなアイテムが必要なのか?」を知ることができるツールとしてSNSを利用するようになりました。

ーーお客様との接点を持ち続けたいと思ったのはなぜですか?

お客様が欲しいと思う商品を作れなくなってしまうからですね。お客様のニーズを把握できているつもりでも、あまり手に取ってもらえないこともあるんです。そうならないよう実際に店舗に足を運んでお客様の反応をスタッフにヒアリングしたり、SNSで自社ブランドの洋服を載せてくれている方の投稿をリサーチしています。

ーーLOULOU WILLOUGHBYのデザイナーに向いているのはどんな人ですか?

企画したものに自信を持って最後までやり遂げられる人だと思います。お客様のニーズを拾うスキルはもちろん、人の意見に流されずに自分の作ったものを論理的に説明できる力も大切です。

ーー自分のブランドを持つデザイナーやフリーランスデザイナーなどがいますが、企業デザイナーとして働くことの魅力や大変さについて教えてください。

企業デザイナーの魅力は、たくさんの枚数を店舗に置けて、より多くの人に届けられる点です。

逆に大変なことは、さまざまな人の意見を取りまとめて一つの商品を作ることですね。もちろん自分の意見だけで商品化できるわけではないので、どうすればお客様に良い商品を届けることができるのか、他部署の方の力を借りながら取り組んでいます。

オールアイテムをデザインできるデザイナーになる

ーー今後の夢や目標は?

オールアイテムをデザインできるようになることです。今、手掛けているアイテムがパンツやスカート、ブラウス、ワンピースなどで、目標まであと3アイテムほど。チームで唯一オールアイテムを作れて、かつヒットメーカーの憧れの先輩に少しでも近づけるよう、目の前のアイテムに一つひとつ向き合っていきたいですね。

ブランドとしての目標は、認知度をもっと上げ、ファンをもっと増やすこと。そのために現在は限定アイテムの作成やイベントの企画を積極的に行っています。

ーー最後に、応募を検討している方へのメッセージをお願いします。

ファーイーストカンパニーは、好きという気持ちがあれば頑張れる環境です。長く働くためにも、働くうえで自分が何を一番大切にしてるのかを見定めることが大切。ファーイーストカンパニーのブランドが好きという気持ちがある方は、ぜひその思いをアピールしてください。

写真:浪華 漠然( @naniwabakuzen )

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。音楽、ドラマ、食、本などすべてにおいて韓国カルチャーが好き。

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