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D2Cアクセサリーブランド「gray(グレイ)」の企画・生産・販売、ECサイトの運営を手がける株式会社BRH。そのBRHを支えるメンバーと恩地祥博・株式会社BRH代表取締役の赤裸々なクロストークを通して、ありのままのBRHを映しだす連載「BRHのヒトと未来」。

第3回となる今回は、BRHのWEBデザインやサイト構築など、デジタル領域の要を担うデジタルディレクターの太田 “ジョン” スマンさんにご参加いただきました。

お2人のお話から、「ファッションをより良い方向に民主化する」をミッションに、これからの当たり前となる新しいファストファッションの確立を目指すBRHのリアルと、チームとしての熱意、目指すビジョンと求める人物像が見えてきました。

株式会社BRH

フリーランスから正式にジョイン

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太田 “ジョン” スマン(John S. Ota)株式会社BRHデジタルディレクター・・・1977年生まれ、韓国出身(日本国籍)。2002年に来日。東京ビジュアルアーツ映画演出専攻を修了。2004年から某音楽コンテンツ制作会社に勤めながら、2018年までフリーランスとしてウェブデザイン業を営む。業界ジャンル問わずブランディング、クリエイティブ制作、開発、DX推進などに関わる。独立後2020年7月に株式会社BRHにジョイン。生涯プレイヤー。※以下、撮影時のみマスクを外しております。

──自己紹介をお願いします。

ジョン:太田 “ジョン” スマンと申します。韓国出身で2002年に来日、最初は映画業界を目指して映画学校の映画監督専攻に入学しました。ただ、若い頃からインターネット領域に興味があったことから、その後は映画業界から離れ、知人の紹介で音楽コンテンツ制作会社で働きながら同時にフリーランスで開発のキャリアもスタートしました。

キャリアを積む中でWEB制作やデザイン制作の経験を生かして、WEBサイトのデザイン・構築からグラフィックデザイン作成、映像制作まで幅広いデジタル周りのお手伝いを請け負うようになり現在に至ります。

──では、BRHにジョインされるまでの経緯についてお聞かせください。

ジョン:BRHには分社以前から、当時運営していた複数ブランドのECデザイン構築に業務委託で携わっていました。その後、私の周辺環境やコンディションが整った20年7月に正式に入社しています。

──入社される以前から恩地さんはジョンさんと関係があったのですね。では、あらためてジョンさんをお誘いした背景についてお聞かせください。

恩地:WEB開発とデザインの両方をバランスよくできるジョンさんの存在は貴重でした。ブランドに対する理解度も高く、ECサイトの表側とWEB構築の裏側の両面からアプローチしていただける点は特に頼もしくて。当時はBRHが大きく成長したタイミングだったので、ぜひジョインしてほしいと思いオファーしましたね。

若手とキャリアメンバーの理想的なバランス

──では、フリーランスの働き方と比べて、ベンチャーの働き方のメリットとデメリットはどのような点にあるのでしょうか?

ジョン:…考えたのですが、今のところデメリットは一切感じないですね。反面、メリットはいくつも挙げられると思います。

まず、BRHはまだ成長段階ということもあり、結果が目に見えて帰ってくる点はやりがいを強く感じられます。そして、裁量権が大きい点。自身に課した仕事を自分自身で解決しなくてはならないため、責任感が強く生まれます。また、フリーランスの場合は失敗したリスクが大きいため、組織としてリスクを分散・軽減できる点は企業で働くメリットとしてかなりあるかもしれませんね。

──入社されてから社内の方との関わりも増えたかと思いますが、入社後の印象の変化はありましたか?

ジョン:BRHは20代の若い方がほとんどなのですが、皆さん人生2〜3周目なんじゃないかと思うほど優秀で、正直圧倒されましたね。自ら判断して自ら動く。自ら仕事を拾いにいって1人で完結させる。そういう積極的な仕事をしっかりしているユニークな目線をお持ちの方がたくさんいる会社だと思います。

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[画像右]恩地祥博(おんち よしひろ)・株式会社BRH代表取締役・・・
1994年⽣まれ。大学在学中にザ・リアルリアル ジャパンやファーフェッチ ジャパンにてPRインターンとして参加。その後ニューヨークへ1年間留学し、ファッション⼯科⼤学にてブランドマネジメントを修了。同時期にデジタルエージェンシーのジョージルートにて稲⽊ジョージ⽒のアシスタントとして、ラグジュアリーブランドのPRコミュニケーションを経験。帰国後2017年、⼤学4年生時に当時のBRH代表から引き継ぎ現職就任。

──BRHは比較的若いメンバーが集まっている印象があります。その中でキャリアを積まれた方をメンバーに組み込むことにはどのような意図と目的があるのでしょうか?

恩地:まず前提として若手には勢いでとにかくやってみようとするスタンスに良さがあると思います。一方、キャリアメンバーには全体を俯瞰してマネジメント・コントロールできる良さがあります。意図的にそれぞれのバランスをとっていきたいという考えはありますね。

若いメンバーだけでは成り立たないことも少なくないですし、「gray」は若年層をターゲットとしているブランドであるため年齢が高い人だけでチームを構成するとうまくいかないこともあるはずです。

BRHではジョンさんのような技術職メンバーに関してはある程度の経験を求めていますが、役職ごとに年齢や性別の制限は設けていません。それぞれのポジションに適切なメンバーを配置して、全体的なバランスを整えながらコミュニケーションが円滑に進むチームにしていければなと。

お客様ファースト

──ジョンさんは現在デジタルディレクターという役職に就任されていますが、具体的にどのような業務に携わられているのでしょうか?

ジョン:ECサイトの構築・改善・運用をメインに、多角的にデジタル領域周辺業務を全て担当しています。また弊社はCRM担当が不在のため、CRM業務も兼務していますね。

──あらためて現在の業務において、これまでの経験はどのように生かせているのでしょうか?

ジョン:ほとんどの場面で生きていると感じています。特にWEB関連の企画理解から企画実装までさまざまな実務を一通り経験しているので、提案された企画をかたちにするのは早いかなと。

──現在BRHの現場で働いていて面白みを感じたポイントを教えてください。

ジョン:社員全員がいいブランドをつくっていこうとする意識を持っている点はまずBRHのいいところですね。働いていると、「アクセサリーのデザインが本当に好きです」「『gray』が大好きです」といった目に見えるかたちのリアクションが返ってくるので、やりがいを強く感じられます。お客様の声のおかげで自分たちは正しい方向に進んでいると気付けるので嬉しいですね。

──働く中で常に心がけていることはありますか?

ジョン:とにかくお客様に正直であること、お客様に喜んでもらえるブランドをつくることは常に意識していますね。お客様ファーストの心の底から愛されるブランドづくりを目指しています。

話しかけられやすい雰囲気を意識して

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──ジョンさんの入社以後、BRHにはどのような影響がありましたか?

恩地:やっぱりジョンさんの何がいいって高い安定感ですよね。例えばランディングページのデザインなど、高いレベルのデザイン構成をアウトプットしてくださるので毎回凄いなと思います。

サイト構築についても当然バグもなく心配はもちろんありません。BRHのようなスタートアップだと自身の専門領域だけに専念できるフェーズにはまだ至っていないため、ジョンさんが広範な業務を統括してくださっているおかげで、WEB周りを不安なく運用できているのは本当にありがたいです…!

──BRHのWEB領域を支える大黒柱のような存在なんですね。

恩地:あと、ジョンさんはとてもおおらかかついいバイブスを持った方なので、社員全員が話しかけやすいんです。優しいダンディーな感じなんですよね(笑)。

──BRHのチームごとの意思決定はどのようなコミュニケーションで進んでいるのでしょうか?

恩地:BRHは大きく2つ、デザイナーや生産管理などが所属するプロダクトチームと、SNSやデジタル領域やマーケティングなどを担当するメンバーが所属するグロースチームに別れています。基本的に僕から直接業務の指示をすることは少なく、それぞれのチームが自発的に動いていることがほとんどですね。

ジョン:それぞれのチーム内で協議を行いそこで決定した内容を各担当者に依頼する仕組みになっているため、全員で意思決定をしていくかたちになっています。必要に応じてプロダクトチームとグロースチーム間で意見交換などを行いながら業務を進めています。

恩地:EC主体のブランドということもあり、ジョンさんに色んなことを聞きに行ったり、シェアしたりすることが多いのですが、いいコミュニケーションを生みやすくしてくれている彼の人間性には社員一同支えられています。フラットに話しやすい環境づくりなどのスキル以外の部分には僕らはとても助けられています。

──今インタビューしてる感覚としても優しさがしっかり伝わってきます。ジョンさんは他のメンバーの方とのコミュニケーションに際して、意識してることや心がけていることはありますか?

ジョン:恩地さんがおっしゃっていた通り、依頼を頼まれやすい雰囲気をつくっておきたいなと思うんです。それぞれ自分の担当分野から様々ないい提案を持ってきてくれるので、その際にやりづらさがあると組織として良くないですよね。なので、各自のアイデアを最大限実現できるような環境・関係をつくっていきたいと考えています。

BRHが目指すのはメーカーではなくテック企業

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──では、恩地さんがジョンさんも所属するデジタルディレクションチームに期待することをお聞かせください。

恩地:BRHはモノをつくって売るメーカーというよりデジタルテクノロジーを駆使したテック企業を目指しています。そのため、今後どれだけテクノロジーの要素を組み込んでいけるかがBRHの成長の鍵を握っていると考えています。例えば、レコメンデーション機能やユーザーの動向にあわせたカスタマイゼーション機能はもちろん、蓄積されたデータの利活用は必須条件です。

お客様が簡単かつ便利に購入できる環境を整えていくことがデジタルディレクションチームが担う重要な役割だと考えているため、ジョンさんほか開発に関わるメンバーにはその実現に向けた働きを期待したいですね。

今後グローバル展開を見据えた上で、様々な人々がシームレスな購買体験をできるように強化していき、ほかのリテールビジネスを展開する企業と一線を画すような存在にしていければなと。

ジョン:現在はインフラ開発全般を担当していますが、今後はより技術的なところに集中していく予定です。まず取り組みたいことは、データビジュアライゼーションです。個人的に“データの民主化”と勝手に呼んでいますが、データの利活用は重要になってくるはずなのでその点を強化したいなと。

データの専門家が解説とあわせて数値を共有すればほかのチームメンバーにも伝わりやすいかと思いますが、インフォグラフィックのようにパッと見ただけで把握できるようにした方が理解度も深まりますし効率的ですよね。ビジネスにおいてデータ自体はあくまで手段の1つにすぎないので、チーム全体がデータの意識をもってうまく活用しながら課題に取り組んでいける仕組みをつくっていきたいです。

求める人物像はいい意味の“変態”

──今後それらの課題に取り組む中で、ジョンさん1人では間に合わないこともあるかと思います。デジタルディレクションチームに必要になってくる人物像、またはジョンさんが一緒に働きたい人の特徴についてお聞かせください。

ジョン:まだ具体的な開発案件が発生している訳ではないので、まずは、新しい技術が出た時に常に興味を持って飛び込んで自らスキルを獲得していけるような姿勢は必須だと思います。

メンタル面で言えば、柔軟な考え方を持っている方、そして謙虚な方がいいですね。これはどんなに優秀な方だとしても、チームで働く際には能力関係なく大切なことだと思います。常に相手を敬える心を持った方と一緒に仕事をしたいですね。

──では、恩地さんに伺いますが、BRHのデジタル分野において必要になる人物像についてお聞かせください。

恩地:現在デジタルディレクションチームにはジョンさん1人だけが所属している状態で、CRMも兼務いただいています。まずポジションとして、シナリオ設計から運用まで全てのディレクション・実行をお任せできるCRM業務担当を採用できればと思います。

もちろん、これまでの連載の中でも一貫して主張してきた通り、人として性格がいい方、愛嬌がある方など、いい人柄は前提です。その上で技術職メンバーについては、1つのことに熱中できる人、その業務のことがめちゃくちゃ好きな人に入ってきてほしいですね。

例えば、1人のお客様の購買動向に着目して細かい部分から提案してくれるような方は大歓迎です。飽くなき探究心を持って技術的にどんどん改善していきたいという人、技術的な面でもっと成長していきたいという意欲が強い人たちと一緒に働きたいなと。専門的なメンバーが集まるとこんなにも変わるんだ!ハンパないな!と思わせてくれるような、頼もしいチームが出来たらいいですね。

──BRHがもう一段階上にいく突破口を切り開いてくれるようなメンバー・チームを期待しているということですね。

恩地:一言で言うと“変態”ですね。いい意味の“変態”を求めています(笑)。

1社に1人欲しくなる人材へ

──今後グローバル展開を見据えた上で、BRHのデジタル面を成長させるために必要な要素や視点はどのようなものでしょうか?

ジョン:基本的な考え方としてお客様ファーストを前提に事業を推進できるアイデア・知見を持つこと、そしてそれを技術的に解決できるサポート能力を備えていることは重要です。将来的にはPRやCRMにまで反映して周囲に差をつけていきたいですね。

──では今後のBRHの成長の中で、ジョンさんのキャリアビジョンについてお聞かせください。

ジョン:BRHの中で、技術的な面に集中しながらデータを活用して課題をクリアしていきたいです。そして、将来的には問題解決型のデジタルコンサルティングができるところまで目指していきたいなと。平たく言えば、1社に1人欲しくなる人材になりたいですね。

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──最後にお互いに対するメッセージをお願いします。

ジョン:BRHにジョインした一番のポイントは、恩地さんの圧倒的にブレない倫理観にあります。引き続きお客様ファーストを心がけながら、技術的な基盤をつくっていきます。そして、事業の方向性にあわせて、技術採択・開拓に集中して取り組んでいきたいと思うので、その点はお任せください。

恩地:​​ジョンさんがジョインした時、僕はガッツポーズしました。きたー!よっしゃー!みたいな(笑)。再三言いますが、ジョンさんは技術とデザイン、それぞれのバランス感が極めて優れた方で、ブランドの成長に欠かせないまさに1社に1人必要な存在です。ジョンさんにしかできないことをこれからも頼みます。

ジョン:期待に応えられるように頑張ります(笑)。

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秋吉成紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

ライター・編集者。1994年東京都出身。2018年1月から2020年5月までファッション業界紙にて、研究者インタビューやファッション関連書籍紹介記事などを執筆。2020年5月から、ファッション・アパレル業界特化型求人プラットフォーム「READY TO FASHION」のオウンドメディア「READY TO FASHION MAG」「READY TO FASHION FOR JINJI」の編集チームに参加。傍ら、様々なファッション・アパレル関連メディアを中心にフリーランスライターとして活動中。

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