チャナカンパニー

READY TO FASHIONのイベントやサービスを利用し、実際に内定を獲得した方にインタビューをする本企画。

第8回は、ハンガーやマネキンなど什器の製造販売を手がける株式会社チャナカンパニーに入社する木城諒人さん、横山未来さん、荒川敏瑶さんの3名。

後半からは、田島尚也・チャナカンパニー代表取締役社長もインタビューに参加しました。

これからファッション・アパレル関連企業に入社するフレッシュな面々に、就活体験談からREADY TO FASHIONの使用感、今後の展望までを赤裸々に語ってもらいました。

株式会社チャナカンパニー

21新卒の就活事情

──そもそもなぜファッション・アパレル業界に興味を持ったのでしょうか?

木城:私はもともと中学生から洋服が好きで、その影響で学生時代は友人が増えたり、店舗で働いている方と仲良くなれたりしたのでファッション・アパレル業界に興味を持つようになりました。

チャナカンパニー
木城諒人(きしろ りょうと):
1997年生まれ。日本大学生物資源科学部国際地域開発学科を経て、21年4月に株式会社チャナカンパニーに企画営業として入社。在学中は学部祭実行委員会にてミス・ミスターコンテンストの企画・運営、メディア政策、協賛企業営業などに携わる。時計店のアルバイトでは販売レースにアルバイトとして唯一参加。50人中2位の成績を収めた。

横山:私も中学生から古着にハマり、そこからファッション・アパレルに興味を持つようになりました。以前からこの業界で仕事をしたいと思っていたので服飾専門学校に進学しています。

──就職活動自体はいつ頃から始められましたか?

荒川:私は2020年3月です。

横山:2020年4月です。

木城:2020年2月ですね。

──皆さんほとんど同じタイミングで始められたのですね。ファッション・アパレル業界以外にはどのような業界を見ていましたか?

横山:私はファッション・アパレル業界だけでした。

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横山未来(よこやま みく):
2000年生まれ。文化服装学院ファッション流通専門課程ファッション流通科を経て、21年4月に株式会社チャナカンパニーにSNS運営・PR担当として入社。在学中は大手アパレルメーカーにて販売員として勤務しながら、ファッションショーの衣装デザインスタッフやフィッターを経験。

荒川:私はもともと航空業界を目指してたのすが、大手航空会社のほとんどが採用を停止していたので志望業界を切り替えました。

木城:私はITや人材、自動車業界などかなり幅広かったと思います。やはり新型コロナウイルスの影響で就職活動が難航していたので視野を広げて活動していましたね。

──幅広い業界を視野に入れて就活するメリットとデメリットとはなんでしょうか?

木城:広い業界を見れるため選択肢を広げられることはメリットの1つです。ただ、手を広げすぎるとその分時間が割かれてしまいますし、うまくいかなった時にショックを受ける場面が多くなることもあるためデメリットもあると思います。

──なるほど。では、インターンには参加されましたか?また、インターン前後で就職活動の方針は変わりましたか?

荒川:航空業界のインターンには参加していました。インターンを通して実際の現場の雰囲気や空気感を見たことで他の業界も視野に入れるようになりました。

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荒川敏瑶(あらかわ みんゆう):
2000年生まれ。日本外国語専門学校国際エアライン科を経て、21年4月に株式会社チャナカンパニーに企画営業として入社。在学中に大手航空会社にてグランドスタッフインターンシップに参加。チャナカンパニーには2度目のチャレンジで内定を獲得。

横山:私は展示会スタッフとしてインターンに参加しました。展示会の中で様々なブランドが集まって多くの商談が行われる様子を見て、販売職よりもBtoB系の職種に興味を持つようになりました。

──お2人ともインターンでの経験が視野を広げるきっかけになり業種・職種選択に影響があったということですね。

ファッション・アパレル専門媒体ならではの機能

──皆様がREADY TO FASHIONのサービスを利用し始めたのはいつ頃でしょうか?

木城:最初に利用したのは大学3年生だった2019年頃ですね。当時求人が掲載されていたセレクトショップにREADY TO FASHIONを通して応募したことがあったので。

横山:私も2019年、服飾学校入学と同じタイミングで登録しました。

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──お2人は何年も前から利用されているのですね!ありがとうございます。荒川さんはいかがでしょう?

荒川:実は9月頃に不動産業界の内定をいただいていたのですが、感覚的に他の仕事に就きたいと思い立ち、2021年2月下旬に内定を辞退して就活を再開しましたREADY TO FASHIONのサービスを利用し始めたのその時期でしたね。

──READY TO FASHIONのことはどこで知りましたか?

横山:「ファッション 専門 求人」で検索した時に知りました。

荒川:私もそうです。

──インターネット検索で知ったということですね。他の求人媒体も使われてたかと思いますが、他の媒体と比べて、READY TO FASHIONに対してどのような印象を持ちましたか?

荒川:他の媒体であれば小さい文字がぎっしり書いてありますが、READY TO FASHIONはある程度情報もまとまっているので見やすかったです。掲載されている求人も他にはない企業や職種のものが多くて参考になりましたね。また、プロフィールに興味のある職種を記載できたり、履歴書を登録できたりするのは使いやすかったと思います。

木城:プロフィールにSNSのリンクを貼れる機能もファッション・アパレル業界に特化した媒体ならではだと思いましたね。求人検索もフィルターを詳細に設定できるので探しやすかったと思います。

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──他に使いやすい機能はありましたか?

荒川:チャット機能は重宝しました。他の媒体と異なり、エントリーまで企業の方と直でやりとりができるため、直接自分の思いを伝えられるのは良かったですね。

──人事とのやりとりにスピード感があるのはチャット機能の強みかもしれませんね。

新型コロナウイルスの影響と乗り越えかた

──就職活動の軸や企業に求めていたことなどを教えてください。

横山:楽しく仕事をできることを最重要視していたので、自分の好きなことができそうな企業や自分のスキルをいかせそうな企業を探していました。また、自ら積極的に取り組むことを推奨してくれて、なんでも挑戦させてくれる企業を探していました。

荒川:私はもともと様々な人と関われる仕事に就きたいと考えていました。また、1人よりもチームで仕事をできる企業を探していたので、チャナカンパニーは少人数でチームで仕事をする場面が多いため自分にあっているなと。

木城:私は就職活動を続ける中で、裁量が大きくやりがいを感じられる仕事をしたいと考えるようになりました。少数精鋭で若いうちから何でも取り組ませてもらえる会社を探したところ、チャナカンパニーにたどり着きました。就職活動の軸はたくさんの企業を受けていく中でブラッシュアップされていったように思います。

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──昨年は新型コロナウイルスの影響で困難な場面が多々あったかと思います。就職活動をするなかでどのような場面で苦労しましたか?

木城:人事の方や大学の就職指導課などとお話しできる機会が減ったのは大変でしたね。相談できる人が減ってしまったことで自分をうまく俯瞰で見られず、たくさん面接しても内定をいただけない悪いループに入ってしまい大変でした…。

横山:応募していた企業が全てうまくいかず、今後どうしていきたいかが分からなくなってしまい一時期軸がブレてしまいました。しばらくひとまず手当たり次第応募してみたのですが余計うまくいかなくて…。ただ、迷走していた頃に自分の好きなことは変えない方がいい、やりたいことをやれと家族にアドバイスをもらえて冷静に考え直せるようになりました。

荒川:それこそ第一志望の航空業界のほとんどが採用中止になってしまった時は辛かったですね。それでも友達の支えがあったので就活を頑張れました。

──困難な場面にこそ身近な人の支えは大切ですね。

諦めない熱意

チャナカンパニー

──チャナカンパニーに入社を決めた理由を教えてください。

横山:私の場合は販売よりも服を飾る空間や什器、VMDに関心があったので、チャナカンパニーを応募しました。販売職だと基本的に1つのブランドにしか携われないかと思いますが、ここであれば幅広い企業・ブランド、業界全体と携われると思ったのでここに入りたいなと。

また、以前より絵を書くことやグラフィックデザインなどに興味があり、SNSやデザインに携われる部門での募集だったので、自分のやりたい仕事があると感じられたのでここで働きたいと考えました。

荒川:実は就活を再開した2月の時点で、1度SNS運用PR担当の選考に落ちていて。その後、企画営業の求人が掲載されてもう一度応募しようと。まさか別の職種での求人が掲載されるとは思っていなかったので。

──すごいガッツですね(笑)。その熱意が人事の方に伝わったのかもしれませんね。ご自身の就職活動をふまえて22卒以降の方へのメッセージをお願いします。

木城:一番大切なのは自分の就活軸には妥協しないことです。そして納得できる場所が見つかるまで活動し続けることだと思います。3月でもいい会社に出会えるので。

わきあいあいとした社風

後半からは、田島尚也・チャナカンパニー代表取締役社長もインタビューに参加しました。

チャナカンパニー
田島尚也(たじま なおや):
チャナカンパニー代表取締役社長。1963年生まれ。流通用ハンガーなどを扱う企業にて出荷業務担当や営業を経て、2005年に株式会社チャナカンパニーを設立。

──インタビューが始まる前に田島社長と内定者の3名がわきあいあいと会話していたのが印象的でした。

田島:僕もびっくりしましたよ。先日山梨県にある倉庫や工場を案内しにいった時も移動中ずっと会話が盛り上がっていて。真面目な話しながら向かおうと思っていたら、好きな食べ物の話からだんだんと逸れてね(笑)。

ただ、この3人に限らず、チャナカンパニーの他の社員もみんないい雰囲気ですよ。やはり、チャナカンパニーに入って馴染める人でないと。仕事ができるかどうかもやってみないとわかりません。いくら仕事ができても嫌な人がいたら嫌ですよね。会社で働く上ではこれが全てです。仕事はやっていくうちに慣れますが、人間関係や性格はなかなか変わるものではないので、感覚の近い人が集まった方がいいに決まってるんですよ。

──入社してから関わる社員も増えたかと思いますが、どのような印象を持ちましたか?

木城:みなさんとても親切ですね。

横山:本当に優しいです。

荒川:正直会社に馴染めるかどうか不安でしたが、入ってみて本当に優しい方ばかりで安心しました。業務も1から教えてくれますし、わからないことも丁寧に解説してくれるので。

チャナカンパニー

──チャナカンパニーの離職率の低さもあらためて納得ですね。面接時の3人の印象はいかがでしたか?

田島:3人ともチャナカンパニーが期待している人柄や人間関係の構築能力については全く問題ないという印象を持ちました。横山にはSNS運営PR担当としてのデザインセンスを測るため制作課題を提出してもらいましたが、プロ並みのクオリティーだったので間違いないなと。

木城と荒川の場合は、企画営業としてコミュニケーション能力を重視していたので、申し分ないと感じましたね。荒川に関しては、1度不採用になったにも関わらず、再度応募してきてくれたこともあり、そこに営業としての素養を感じられたので内定を出しました。

面接の場では求職者からの逆質問を聞くことがありますが、ある程度こちらから企業の説明などをしているため、基本的に質問することは少ないかもしれません。にも関わらず、彼らはこちら側が思いつかなかった質問を聞いてきたのでそれが印象的でしたね。やはり営業はお客さんの話を聞きながらニーズを引き出すことが大事なので、ある意味ぴったしだなと。

──皆さんはどのような質問をされましたか?

木城:私は創業のきっかけや田島社長の生い立ちについて伺いました。

横山:私は5年後10年後の会社のビジョンについて聞きましたね。

──面接の際に求職者側から企業に対して質問をする場面がありますが、積極的に疑問を投げかけるのも効果的かもしれませんね。

できるだけ早く即戦力に

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──会社として新卒内定者にどのようなことを期待されていますか?

田島:チャナカンパニーは大企業ではないので、他社で1年かかる仕事を半年や1ヶ月後には実戦でバリバリやってもらいたいとすでに伝えています。即戦力ぐらいの気持ちで働いてもらいたいですね。

例えば、子供も最初は平仮名を読めて足し算引き算ができればいいけれども、次の年には九九が当たり前のようにできるようになっていないといけない。それと似たように、1年前には指摘されてなかったであろうことを指摘されるようなことは絶対に出てきます。

それまでと同じことを続けていけばいいと考えてしまうとどこかで頭打ちをしてしまいます。社員1人1人の成長が会社の成長になるので、全員が向上心を持って毎年成長してもらいたいですね。

会社としてもこの3人の勢いを止めないように引っ張っていかなくてはと思っています。やっぱりやる気のある彼らには答えていかないと。

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──最後に、内定者の皆様はチャナカンパニーで実現したいことを教えてください。

横山:私はSNSやPR、ビジュアルデザインの担当になるため、もっとチャナカンパニーのことを知ってもらえるように若い人に向けて発信していきたいです。

荒川:チャナカンパニーは海外との関わりもあるので培ってきた語学をいかせたらと思っています。

木城:まだ入って1週間ですが、すぐにチャナカンパニーの戦力になりたいですね。少しでも早く会社に貢献できればと考えています。

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秋吉成紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

ライター・編集者。1994年東京都出身。2018年1月から2020年5月までファッション業界紙にて、研究者インタビューやファッション関連書籍紹介記事などを執筆。2020年5月から2023年6月まで、ファッション・アパレル業界特化型求人プラットフォーム「READY TO FASHION」のオウンドメディア「READY TO FASHION MAG」「READY TO FASHION FOR JINJI」の編集チームに参加。傍ら、様々なファッション・アパレル関連メディアを中心にフリーランスライターとして活動中。

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