デザイナー・パタンナー

本連載では、「ファッション業界でこの職業に転職したいけど、必要なスキルって何だろう…」という疑問をそれぞれ職種に分けて取り上げていこうと思います。

第9回となる今回はデザイナー・パタンナー編です!

ファッション・アパレル業界は、デザイナー・パタンナーなくして成り立ちません。

そこで求められるスキルについて早速見ていきましょう。

デザイナー・パタンナーとは?

デザイナーとは

デザイナーは、他の人が生み出したことのないデザインを世に送り出すことをメインの仕事としています。

所属する企業・ブランド、もしくは自身のブランドの洋服をファッションショーや展示会までに作り上げて発表します。

デザイナーには、オーダーメイドの洋服をデザインするオートクチュール・デザイナーや既製服をデザインするプレタポルテ(既製服)・デザイナーなどの分類が存在します。

デザインを描き、ファッションショーでコレクションを発表するイメージが強いですが、フリーランスで企業と契約するデザイナーや、アパレルメーカーやアパレル商社、OEM・ODMに所属するデザイナーがいたりと、その働き方は様々です。

もちろんセンスや感覚以外にも、一般の人が「素敵だな」「着たいな」と思う服を市場やネットからリサーチして、具体的なデザインに落とし込む能力も求められます。

また、サンプル作成やチェックを行い、縫製工場で大量生産する段取りをする際は、洋服の構造を細部まで理解して的確な指示をしたり、コミュニケーションを取る能力も求められます。

パタンナーとは

パタンナーは、洋服の土台となる型紙(パターン)を作るポジションです。

洋服の品質はパタンナー次第と言われるほど、重要視されており、洋服づくりを支える職人です。

まず、洋服の土台となる型紙のことを「パターン」と呼びます。平面であるデザイン画から、立体の洋服をつくるときに必要となるもので、衣装の型を書いた紙のことです。

パタンナーとは和製英語であり、海外では「パターンメーカー」と呼ばれています。

デザイナーの描いたデザイン画をもとに、正確にデザインを表現しながらも、着心地の良い仕上がりの良い洋服を作るため、どのようなパーツを組み合わせれば良いのかを考えます。

作成したパターンから各種サイズ展開することを「グレーディング」と言い、それを専門的に行う人を「グレーター」と呼びますが、パタンナーがグレーディングをてがけることもあります。

また、パターンの作成だけではなく、製品にするための指示なども行うため洋服の制作に関しての幅広い知識が求められます。

デザイナー・パタンナーに求められるスキル

企画・デザイン力

生まれ持った感覚が優れている人もいますが、大部分はこれまでの経験値や自ら取り入れる情報で徐々に企画力やデザイン力を付けていきます。

ファッションの情報にたくさん触れることができるよう、意識的に行動してみましょう。

マーケティング能力

今、何が流行っているのか、このあとは何が流行するのかどうか察知し、情報収集する能力です。

トレンドをいち早く察知してからサンプルにするまで、なるべく時間をかけずに完結させるスピード感も必要です。

一般の人向けの服をつくるデザイナーの場合は、この能力が一番大切になります。

平面を立体として捉える能力

パターンの作成は、平面のデザインを、立体にするための型紙を作ることであり、パタンナーに最も必要な能力です。

パターンは紙の上に平面で書くので、平面で書いたものが立体になるとどのようになるのか、頭の中で組み立てることが必要になります。

また、立体裁断という方法でパターンを起こす人もいますが、平面よりもさらに高い技術が必要です。

地道に同じ作業を繰り返す能力

デザインを考える時間や、何度も何度も仮縫いをする作業は地味な作業で外の人には見えません。

そのような作業が苦にならずコツコツ続けられる能力がある人は向いています。

また、パターンは数ミリ単位で作成・修正を行います。

そのため細かい作業が得意な方、手先が器用な方が向いているでしょう。

洋服の制作に関しての知識

平面で書いたダーツが立体になるとどういった効果があるか、人が服を着た時しわが寄るのを修正するにはどうしたらいいかなど、パターンを修正する時に知識が求められる場面が多くあります。

洋服の制作に関しての知識がなければ、パターンの作成、修正は難しいでしょう。

コミュニケーション能力

自分のデザインや考えを言葉にして伝えたり、社内のそれぞれの立場の人と話合いながら進める作業も多くあります。

パターンは一度の作成で完成ではなく、微調整や修正を重ねることとなります。

その都度コミュニケーションを取ることになるので、円滑にコミュニケーションを取り、制作を進めれることが大切になります。

量産する際には、取引先や縫製工場とのやり取りでもコミュニケーションが必要になります。

ITリテラシー

近年のIT化に伴い、アパレル業界でもその影響を受けています。

これまで手作業だったデザイン画や縫製仕様書、加工指示書の作成もパソコンで行うことが多くなっています。「CLO」などの3DCADソフトや、「Adobe Illustrator」「Adobe photoshop」などのイメージ編集ソフトに関するスキルを習得しておくのも良いでしょう。

さいごに

デザイナーやパタンナーは専門職になるため、求められる技能は多くあります。

服飾専門学校での技能教育経験や他の企業やブランドでの実務経験が必要となるため、ほかの職種と比べると間口も狭く、すぐに就くことは難しいかもしれません。

もちろん、ほかの職種での経験がまったく使えないというわけではないので、ほかの職種を経験してから転職することもキャリアプランとしてはありえると思います。

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text:READY TO FASHION MAG編集部


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