ミドルブランド

ミドルブランドとは?

ミドルブランドとは、商品の平均単価が1.5〜5万円前後のいわゆる中間価格帯アイテムを展開しているブランドのことを指します。主に駅ビルなどの大型商業施設にテナントを構えるブランドや「BEAMS(ビームス)」や「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」などのセレクトショップで取り扱われるブランド、セレクトショップのオリジナルブランドがそれに該当するとされています。

ミドルブランドとローブランドとハイブランドの違い

ミドルブランドと並び、ハイブランドやローブランドという区分も存在します。

まずハイブランドは、一般的に高価格帯のアイテムを展開しているブランドを指します。ハイブランドに明確な定義はなく、世間的な認知度が高く高価格かつ高品質なアイテムが特徴とされています。

ローブランドとは、低価格帯のアイテムを展開しているブランドのことを指します。「GAP(ギャップ)」などのいわゆるファストファッションブランドやUNIQLO(ユニクロ)」などの安価で大衆向け商品を多く展開するブランドが当てはまるとされています。

ミドルブランドは、ハイブランドとローブランドそれぞれの相対的な価格帯を示すためにつくられた語と言えます。それぞれ明確な線引きや基準はありませんが、取り扱う商品の価格帯で区分されることが一般的です。あくまで恣意的なカテゴリであると捉えていいでしょう。

ミドルブランドを展開する人気ショップの具体例

前述の通り、国内アパレル業界においてミドルブランドが占める割合は高く、そのブランド数は膨大です。ここではミドルブランドを数多く展開するセレクトショップや商業施設を紹介します。

BEAMS(ビームス)

BEAMS(ビームス)は、1976年創業の日本を代表するセレクトショップです。BEAMS自身が展開するオリジナルブランドを含むミドルブランドを数多く取り揃えています。アメリカンカジュアルのテイストが特徴で、路面店から大型商業施設まで広く出店しています。

STUDIOUS(ステュディオス)

STUDIOUS(ステュディオス)は、ドメスティックブランドを中心に揃えるセレクトショップです。コンセプトは「日本発を世界へ -From JAPAN to THE WORLD-」。オリジナルブランド「CITY(シティ)」のほか日本のミドルブランドからハイブランドまで幅広い商品が並ぶ点が特徴です。

FREAK’S STORE(​フリークスストア​)

FREAK’S STORE(​フリークスストア​)は株式会社 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップです。アメリカンカジュアルやアウトドアなどのテイストが強みのミドルブランドが揃っています。全国各地に約50店舗を展開しています。

ミドルブランドの使用例

A「友達の誕生日になにあげようかな」

B「ハイブランドだとやりすぎだから、ミドルブランドの小物とかちょうどいいんじゃない?」


そのほかにも知ってそうで知らないアパレル用語を解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

また、アパレル・ファッション業界に特化した「READY TO FASHION」では、ミドルブランド含むドメスティックブランドの求人を掲載しています。新卒や中途、アルバイト、副業などの雇用形態のほか、多種多様な職種・業種軸で自分にあった仕事を探せますので、気になる方はぜひご覧ください。。

ドメスティックブランドの求人

秋吉成紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

ライター・編集者。1994年東京都出身。2018年1月から2020年5月までファッション業界紙にて、研究者インタビューやファッション関連書籍紹介記事などを執筆。2020年5月から2023年6月まで、ファッション・アパレル業界特化型求人プラットフォーム「READY TO FASHION」のオウンドメディア「READY TO FASHION MAG」「READY TO FASHION FOR JINJI」の編集チームに参加。傍ら、様々なファッション・アパレル関連メディアを中心にフリーランスライターとして活動中。

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