全国規模で展開している老舗セレクトショップ「SHIPS(シップス)」。「SHIPS」の商品を手に取ったことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな株式会社シップスについて、会社概要や歴史、働き方、最近の取り組みなど様々な面からご紹介していきます。この記事が株式会社シップスの理解を深めるきっかけになれば幸いです。

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シップス(SHIPS)とはどんな会社?

株式会社シップスは、1952年に創設された衣料品や衣料品関連商材の企画・製造及び小売販売を行うアパレル企業です。同社を代表する、「STYLISH STANDARD」をコンセプトとするセレクトショップ「SHIPS」を軸に、その関連レーベルの運営を行っています。

国内では79店舗(2023年4月現在)を展開しており、全て直営店として運営しています。2022年2月期の売上は211億5,052万円、社員数は1243人です。(2022年2月期時点)

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シップス(SHIPS)の沿革

そもそも株式会社シップスの始まりは、上野のアメ横で米軍放出品を扱っていた「三浦商店」です。この「三浦商店」は、シップス創業者であり現社長でもある三浦義哲氏の母親が経営している店舗でしたが、1970年頃より当時教師をしていた三浦義哲氏が母親に代わり代表に就任したのがきっかけです。

その後、シューズやデニム、Tシャツなど輸入カジュアル衣料品を買い付け・販売するようになり、1975年に「有限会社ミウラ」を設立。「SHIPS」の前身となる「MIURA & SONS(ミウラアンドサンズ)」を渋谷に開店します。

1977年には銀座に「SHIPS」1号店をオープン。1977年に「有限会社ミウラ」から「株式会社シップス」に組織・商号を変更しました。

また2008年には、衣料品の輸入や卸、企業の海外買い付け品の輸入代行業務などを行う関連会社株式会社エム・エス・ティーも設立しています。

シップス(SHIPS)の事業内容

「共感と感動を送り続ける会社」という企業理念のもと、海外からバイイングした商品に加え、オリジナル商品の販売も行っています。

株式会社シップスが運営するセレクトショップ「SHIPS」は、「BEMAS(ビームス)」「UNITED ARROWS(ユナイテッド アローズ)」と並んでセレクトショップ御三家と称されています。

またキッズブランドなど、「SHIPS」も含めて7レーベルを展開し、どんな世代にも対応するファッション製品を生み出しています。

ちなみにシップスという社名は、船舶での運送や海運業を意味する「shipping」に由来しているそうです。

展開ブランド一覧(2023年4月時点)

SHIPS
SHIPS for women
SHIPS KIDS
SHIPS Primary Navy Label
SHIPS any
SHIPS Colors
Southwick

シップス(SHIPS)の最近の動向

株式会社シップスは、組織としての社会的責任を全うするCSR活動とサスティナブルな活動に取り組んでおり、SDGsを達成をすることを目的とした「ONE SHIPS ACTION」もそのうちの一つです。

具体的には、ショッピングバッグの使用辞退一回につき10円が公益社団法人 国土緑化推進機構運営「緑の募金」に寄付される「SHIPS REDUCE BAG ACTION」や、衣料品問題について考えるための伊豆下田にて25年以上行われているビーチクリーン活動「SHIPS Beach Crean Action」などです。

さらに、SDGsの達成と衣料品問題について考えるための「SHIPS Beach Crean Action」が行われています。ビーチクリーン活動では、ペットボトルやマイクロプラスチックなどのゴミを回収をしています。

株式会社シップスが行うCSR活動は環境問題以外にも、女性の社会参加と地位向上を訴える国際女性デー(毎年3月8日)の取り組みとして、女性デザイナーブランドの別注商品の販売や、乳がん啓発運動として「SHIPS PINK RIBBON CAMPAIGN 」を行うなど、女性に関わる社会問題へのアプローチも行っています。

シップス(SHIPS)の働き方

ここからはシップスの採用や福利厚生、キャリアアップ支援などの情報をご紹介していきます。

また、オンライン会社説明会の動画でも人事の方がその点についても説明してくれていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

社内環境とキャリア

シップスでは、働きやすい環境整備を推進するために、ワークライフバランスを目指す取り組みが積極的に行われています。

2022年度の実績によると、月の平均残業時間が4.48時間、男性の育児休暇取得率は40%、新卒3年以内離職率は17.7%という結果を残しています。

また、結婚・妊娠・出産・育児・配偶者の転勤を理由に退職した日から5年以内のスタッフを対象とする再雇用制度も整備。女性活躍推進法に基づく優良な企業が認定される制度「えるぼし」では、最高位の3つ星を獲得しています。

正社員登用制度においては、2020年に80名、2022年には72名が正社員として登用されています(平均勤続年数3~12ヶ月程度)。

福利厚生

交通費支給や各種保険完備、健康診断の実施の他、従業員の社販制度導入、育児介護支援制度として妊娠から中学入学までの期間、週4日勤務や時短勤務を可能とする制度も充実しており、多様なライフステージを後押しする職場づくりがされています。

シップス(SHIPS)の求人情報

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。音楽、ドラマ、食、本などすべてにおいて韓国カルチャーが好き。

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