繊維産地の課題解決、活性化に向けた『産地の学校』が開校

東京・月島にある、ものづくりコミュニケーションスペース「セコリ荘」がリニューアルして、ものづくりを学ぶ「産地の学校」が2017年5月14日(日)に開校した。

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アパレル・繊維業界の構造変化によってさまざまな課題を持つ日本の繊維産地に対して、川上・川中を中心としたノウハウの共有から、就職支援、ビジネスマッチング、事業化支援を行い、“いとへん産業”の活性化を目的に設立。セコリ荘を運営する株式会社糸編代表の宮浦晋哉氏やデニムブランド「EVERY DENIM(エブリデニム)」山脇耀平氏などが運営事務局を務める。

 

(EVERY DENIM 山脇耀平氏)

 

記念すべき開校日には、文化ファッションテキスタイル研究所 所長/みやしん株式会社元社長の宮本英治氏が、初回の授業を務め、「布作り×服作り」の協働について、また、糸や生地についての基礎知識についての授業が行われた。会場には、テキスタイルや素材に定評のある「ミナペルホネン」デザイナーの皆川明氏も駆けつけて、参加者に向けてメッセージを伝えた。

 

(講師:宮本英治氏)

 

(「ミナペルホネン」デザイナー:皆川明⽒)

 

学校のプログラムには座学メインのスタディーコースと、実践型のプロジェクトコースが用意されており、スタディーコースでは月4回、全12回の授業が日曜日に行われる。現役の服飾専門学生だけでなく、一般大学の学生の姿や、アパレル関係者/学校の講師なども受講生として参加。日本のテキスタイルについて体系的に学べる機会を探してたとコメント。

 

運営事務局の宮浦氏は、「これまでのセコリ荘の活動の延長線上でもありますが、これから週末に開いていくこの学校を通じて、産地や国内でのものづくりとの距離をもっと縮めていってもらいたいと思います。また、専門学生や美大生、一般大学生にも、産地で働くということを選択肢の一つとして捉えられるように、産地企業に関わる仕事の仕方や、求人情報を共有していきたいと思っています。」と産地の学校への思いを述べた。現在は衰退の一途を辿る産地のものづくりだが、若い世代を巻き込み、変革するための“糸口”がこの新しい取り組みから生まれるのかもしれない。

 

産地の学校の第2期スタディコースは、2017年7月より募集開始予定。

公式HP: http://www.sanchinogacco.com/

 

Text:READY TO FASHION MAG編集部

 

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