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この 9 月に 5 度目のパリコレに挑む新進気鋭のブランド 「ANREALAGE」(アンリアレイジ)がクラウドファウンディングを開始した。

特設ページ:https://camp-fire.jp/anrealage

 

 

【ブランドと消費者の関係の変化】

 

READY TO FASHIONとしてもこれまでいくつかの、クラウドファウンディングを紹介してきたが、インターネットを介して一般ユーザがプロジェクトやブランドに対して「ファンディング(投資)」する仕組みだ。

 

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今回のプロジェクトの狙いは、コレクションへの協賛を募ることだが、それ以上の意味があるのではないか。

海外でのコレクションは、渡航費や言語の壁など様々な問題があるが、
日本人がパリコレという世界で最も権威のあるステージでクリエーションで戦うことが一番の壁となっている。

これまで、コムデギャルソンやヨウジヤマモトら日本のブランドが海外のコレクションに挑戦し、評価を得てきたが最近では、海外のコレクションに挑戦する若手ブランドが少なくなってきたことがファッション業界の課題でもあるそうだ。そんな状況のなか、これまで、4度のパリコレに挑んできた同ブランド。

今回のクラウドファウンディングによって、デジタル技術や、独自の視点でこれまでとは一線を画したデザイン、演出を行い日本ブランドとして世界に発信をする同ブランドを国内にいながら、応援することが出来る。
これまで、洋服を購入するという一方向の関係で終わっていた、「ブランド→消費者」の関係から、「ブランド⇔消費者」に変わる、一見小さく見えるが、実は大きな転換が起きているのかもしれない。

支援することで、ある意味ではブランドの作り手の一部になるということも言えるのかもしれない。

 


2016-17 A/W COLLECTION ‘NOISE’

 

 

【本プロジェクトの背景|新サービス「Closs」】

 

今回のスペシャルプロジェクトは、クラウドファウンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」が9月中旬に開始する、ファッションに特化した新サービス「Closs」に先立ち開始されたそうだ。

「Closs」の目的は、「デザイナーがより自由に、新しいことに挑戦する環境を整えるため」とのことで、今後多くのファッションブランドが同サービスを利用することが予想される。

 

同サービスを展開する、株式会社 CAMPFIREの家入一真氏は以下のコメントを残した。

 

「ファッションは身近なものだったはずなのに、 心から一番遠いところに行ってしまった」 あるファッション誌の編集者がおっしゃった言葉です。
僕たちはインターネットが普及したからこそ、できるようになったことの本質を常に考えます。
それは、 遠くに行ってしまったものを、 もう一度僕たちの手に取り戻すということではないでしょうか。
ファッションを身近に感じられる場に。 ファッションの新しいチャレンジができる場に。 クラウドファウンディングをやってる僕らとして、できることを考えていきたい。
ファッション x クラウドファウンディングで、 新しいファッションの形を作ります。
新サービス「Closs」のプレローンチとして、 アンリアレイジと組めたことはとても光栄です。 アンリアレイジの語源である「日常」と「非日常」を、 CAMPFIRE によって繋げられたらと思います。 」

 

[hr]

 

ショップで洋服を購入するという行動から、
クラウド上で、ブランドを一緒に作り上げるという体験を味わってみてはいかがだろう。

アンリアレイジ|クラウドファウンディング特設ページは コチラ

 

 

READY TO FASHION MAG 編集部

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