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(goo.gl/AAUCOAより)

 

10月17日(月)〜10月23日(日)、いよいよ東コレが始まりましたね!今年は、メルセデスベンツに継いで、アマゾンが冠スポンサーとなり、東京のファッションウィークを「Amazon Fashion Week TOKYO(アマゾン ファッション ウィーク東京)」(#AmazonFWT)と呼ぶようになりました。

READY TO FASHIONのメディアチームも取材に行き、レポートをお届け致しますのでお楽しみに!でもその前に、東コレをより楽しむために、「そもそもファッションショーって???」というところを今回はお届けしたいと思います。

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【ファッションショーの仕組みが出来たのはいつ?】

 

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(出典:https://goo.gl/images/1wyg78)

 

以前、「ファッションシステムが変わる時?《オートクチュールからSee Now Buy Nowまで》ファッションの歴史から読み解く業界の流れ」の前編後編に分けてファッションシステムについて解説しましたが、ファッションショーの仕組みが出来たのは、シャルル・フレデリック・ウォルトというイギリス人がオートクチュールのシステムを作った頃に遡ります。彼は、シーズンが変わるごとに顧客をサロンに呼び、新しい作品見本を生きたマヌカン(いわゆるモデル)に着せて(展示会)でプレゼンテーションを行いました。彼のようなクチュリエが、今のデザイナーのような役割を担うようになったのもこのシステムが出来てからで、それまでは上流階級やブルジョワジーが仕立屋に生地や洋服に使用するものを全て準備して仕立屋に持って行って指示をしていました。しかし、ウォルトはその仕組みを非効率と考えていたため、システム自体を変えてしまったのです。

 

【5大ファッションウィーク】

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「5大ファッションウィーク」とは、ファッションの祭典として、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ、東京の順に行われています。ニューヨークは、1962年にアメリカン・デザイナーズ協議会(CFDA)が発足し、その歴史が始まりました。ロンドンでは、1985年に組織的なコレクションが始まり、一時低迷していた時期もありましたが、現在は若手デザイナーたちが活躍しています。ミラノでは、1977年に高級既製服協会が発足し、コレクションの運営が始まりました。そして、東京では、1975年コレクションの組織的な運営やその広報活動などを主な目的として、金子功、菊池武夫、コシノ・ジュンコ、花井幸子、松田光弘、山本寛斎らによって「TD6(東京デザイナー6)」が結成されました。そして、1985年には、「東京コレクション」の組織的な運営を目的として、森英恵、三宅一生、山本寛斎、松田光弘、川久保玲、山本耀司が発起人になり東京デザイナーズ協議会(CFD)が結成されたのでした。

 

 

【日本で初めて行われたファッションショー】

ちょっと視点が変わりますが、皆さんは日本初のファッションショーについてご存知でしょうか。日本で初めて行われたファッッションショーは、1927年(昭和2年)9月21日に東京・日本橋の三越呉服店(現在の『三越本店』)で行われました。現在、三越劇場と親しまれている会場(当時は「三越ホール」でした)の、オープンイベントとしてファッションショーが行われました。そして、ショーの内容はなんと洋服ではなく、着物で日本舞踊を披露するというなんとも時代を感じさせる内容でした。また、当時は「ファッションモデル」という職業はなく、水谷八重子さんをはじめとする女優さんたちがモデルを務めたようです。それをきっかけに、1930年(昭和5年)には上野松坂屋、1934年(昭和9年)には資生堂がファッションショーを行いました。

 

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(出典:https://goo.gl/images/hykv0k)

こちらの会場では、シアタープロダクツが2010年秋冬のコレクションを開催したのも記憶に新しいかと思います。カメラマンをステージに上げて、劇場全体をショーのステージにするユーモアな演出をしていました。

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(出典:https://goo.gl/images/XKHC56)

 

現在では、ファッションショーの開催内容も各ブランドごとに様々な工夫がされており、以前は業界の人だけが見るものでしたが、インターネットの普及により、世界中の人々がオンラインで見れるまでになりました。しかし、時代が変わっても、ファッションショーの見せ方が変化しても、いつも驚きや感動を与えてくれるファッションショーはこれからも進化し続けて欲しいと願います。本日から始まった、東コレレポートもSNSで随時配信していきますので、お楽しみに!

 

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report by Reiko.S

READY TO FASHION MAG 編集部

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