【REPORT】Fashion Tech Night #01 IT分野で遅れをとるファッション業界に革新を起こす4社の挑戦に迫る!

 

2016年9月12日(月)渋谷にて、「Fashion Tech Night #01 Produced by Fashion People +」が開催された。

このイベントでは、ファッション業界専門の人材紹介会社であるCREDENCEが運営するプロジェクトFashion People + が、様々なテクノロジーを使い、IT分野で遅れをとるファッション業界に革新を起こしている4社を招きトークイベントを開催した。

今回、登壇したのはスタイラー株式会社 代表取締役 小関 翼 氏、ターミナル株式会社 代表取締役 瀬戸 恵介 氏、シタテル株式会社 代表取締役社長 河野 秀和 氏、株式会社エアークローゼット 代表取締役CEO 天沼 聰 氏。

 

【各社のサービスの説明と、イベント内容を紹介!】

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【ファッション×テクノロジーに挑戦する4社】

 

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STYLERは、”つながり”でファッションを楽しくするサービスだ。人は、なにか買い物をするとき、「これがほしい!」という明確なものがない場合が多い。しかし、「そろそろ寒くなってきたから、秋物の羽織るものはないかな」というような抽象的な感覚は多い。「STYLER」ではそんななんとなくの気持ちを打ち込んでもらうと全国のショップから様々な情報を提案してもらうことができ、さらにその商品が気に入ったらチャット感覚で気軽に質問を投げかけることが出来る会話型コマースだ。

 

 

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TERMINAL ORDERは、全てのファッションブランド・バイヤーのためのオンラインマーケットプレイス。ファッション業界で働く人向けのサービスだ。契約したブランドに向けては、業務を効率化しコストを大きく削減、データを活用した販売促進活動の強化、バイヤーへのPR強化で新規取引を獲得などのサービスを提供。バイヤーに向けては、最新のブランド情報をキャッチアップ、あらゆるデバイスでいつでもどこでも様々な業務を可能にし、従来までのアナログな紙やFAXによる煩雑な作業からの解放などのサービスを提供する。

 

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sitateruは、インターネットを通して、様々な服の生産を必要とする「事業者向け」に、IT化の遅れなどにより優れた技術を生かせずにいる国内外の「中小縫製事業者」のデータベースを整備し、提供する新流通プラットフォーム。また、アパレルに精通した経験豊富なコンシェルジェがより良い製品作りのトータルサポートをしてくれる。

 

 

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airClosetは、月額制で期限なしで、何度も新しい洋服との出会いを楽しめるファッションレンタルサービス。また、届けられた洋服を気に入れば、買い取りも可能。クリーニングや送料も無料で、毎月プロのスタイリストが自分に似合うスタイリングをしてくれる。サービス提供前から話題になり、忙しいワーキングママやファッションにこだわる女性に大人気だ。

 

 

【Fashion Tech業界の動向について】

アジア地域を中心に会話型コマースが広がってきている。そこに目をつけたのがO2Oアプリ「STYLER」を提供するスタイラー株式会社の小関 翼 氏だ。アジアではもともと、モノを購入するとき、コミュニケーションが欠かせないが、スマホやタブレット端末の普及により、そのコミュニケーションがデジタルデバイス上で行われるようになってきている。パソコンよりスマホやタブレット端末の普及が早かったインドや東南アジアの企業の多くは、自社のECサイトを持たず、Facebookページを活用し顧客と直接やりとりをしている。このようなやりとりは大企業であれば、外部に委託する場合もあるが、中小企業などは社員がパソコンやスマホを使い顧客とコミュニケーションをとっている。

また、Botを利用したやりとりも活用されている。Botのような自動応答サービスは、「青い花がほしい」というような簡単な質問には答えられるが、「人生に迷っているときのお勧めの本を教えてほしい」というような抽象的な質問にはまだ人が介入する必要がある。しかし、そのような会話のデータを蓄積していくことにより、将来的にはほとんど自動処理できるようになるのではないかと言われている。

 

【Fashion Tech業界の内情】

事業内容の説明が終わったところで、Fashion Tech業界の内情、ここだけで聞ける登壇者たちの本音を聞くことが出来た。

4社とも「最初は苦労した。泥臭いこともした。」と話す。そして、皆、ファッション業界出身ではないからこそ、会社を立ち上げてから初期の頃は業界の知識が少ないゆえ、「わかってもらえない」という歯がゆさも感じる時期があったようだ。しかし、徐々に知識を深めていき、諦めずに試行錯誤し続けていった結果が今につながっている。そして、業界出身ではないからこそ、違った視点でファッション業界に切り込んでいける強みも持っている。IT分野で遅れをとっているこの業界だからこそ、まだまだ伸び代があり、可能性に満ちていると話していた。これから国内だけに留まらず、世界で活躍していくことも期待されている。

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トークイベントが終わった後は、交流会が開かれた。今、勢いのある4社やファッションとテクノロジーに興味のある参加者たちは、講演の内容にもとても満足し、新たな出会いに盛り上がっていた。

ファッション業界は他業界から取り残されていると、危惧されている。また、ファッション業界に従事する人たちも、そのことを充分に理解しつつある。そのため、根本的に業界が変わるためには、こういった違った業界からのテコ入れも重要になっていくだろう。

 

「Fashion Tech Night #01  Produced by Fashion People +」

開催概要

2016年9月12日(月)19:30start

https://eventdots.jp/event/598160

 

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