総勢20名、コロナ禍のダメージを払拭した採用

今回お話を伺ったのは、1979年に創業し、卸専業の会社として4つのレディースブランドを運営する株式会社ファスサンファール。

コロナの影響もあり、不足していた人材を採用するために「READY TO FASHION」を導入したところ、約1年半で20名ほどの採用に成功しました。

今回は企画部取締役の都谷様にインタビュー。株式会社ファスサンファールの採用活動の方針や「READY TO FASHION」の活用方法、この先の展望についてお話を伺いました。

課題
コロナ禍の煽りを受けてアルバイトの採用が厳しくなっていた
現状
アルバイト含め、営業や販促など総勢20名の採用に成功した
未来
EC事業を担ってもらえる若手の採用を更に強めていきたい

コロナ禍を受けての採用手法の変化

──まずは、株式会社ファスサンファール様の会社概要・事業内容をお聞かせください。

都谷:1979年に設立した、来年で45周年を迎える会社です。現在は、以前に役員を務めていた荒井が会社を継いで、2代目の社長として活躍しています。

創業以来、卸専業として展示会をベースにブランド運営を行っています。年間、6回の展示会を行うので、通常のSPA型のアパレル企業様に比べると多いと思います。

卸が生業ということもあり、現在全国で稼働しているアカウントは300件弱、すべて含めると500件ほど持っています。

──来年で45周年なんですね。おめでとうございます。READY TO FASHIONをご利用いただいて1年半ほど経過しましたが、どのような経緯でご利用いただいたのでしょうか?

都谷:最初はクリーデンスさんのご紹介で貴社を知りました。

──READY TO FASHIONをご利用いただいた理由は何だったのでしょうか?

都谷:アルバイトのデザイナーアシスタントを積極的に採用したかったからですね。

というのも、元々は文化服装学院の夜間の学生さんを積極的に採用していたんです。弊社の社員にも同学校の卒業生が多く、先生に学生を紹介していただくことがほとんどでした。

ただコロナになってからはオンラインでの授業が増え、先生とのコミュニケーションが減ってしまいご紹介いただくことが難しくなってしまったんですよね。

このままだとまずいなと思い、他の専門学校にもお願いして求人を出してもらいましたが、応募がない状況で…。そんな折に、クリーデンスの方に「READY TO FASHIONはどうですか?」とお話をいただきました。

──そういった経緯があったのですね。

都谷:はい。最初はまず成功報酬型を利用し始めてみたのですが、予想以上にアルバイトを採用することができました。

その後も販促の部署でも募集をすることになり、そのポジションでもすぐに採用が決まりましたね。

これは相性が良いのではないかと思い、すぐにサブスクリプションのプランに切り替えました。

ファスサンファールの洋服を着た女性

専門職志望の方に経験を積める場を提供

──使い始めてから現在に至るまで、何名くらい採用されたのでしょうか?

都谷:全て合わせると、20名ほどは採用しているかと思います。アルバイトの場合は長期でという感じでもないので、コンスタントに採用していますね。

──採用に貢献できてよかったです。中でもアルバイト採用が一番多いですか?

はい。当初予定していた通り、アルバイトのデザイナーアシスタントが一番多いですね。

元々、アパレルの専門職は狭き門で就職率が低く、頑張って勉強してもなかなか就きたい職種に就けない方が多いという背景がありました。そんな方達のために実務経験を積ませてあげたい、というのが弊社の目的としてもあったんです。

文化服装学院の子達を積極的に受け入れてきたのもそれが理由です。とてもやる気がある子が多く、今となっては現場にとって不可欠なポジションなので、RTFさんでまたコンスタントに採用ができて助かっています。

──アルバイトで実務経験が積めて、さらに就職に活かせるのは良いですね。

都谷:学生さんも実際に私たちの実務を見れるし、就職してから現場にも入りやすくなるメリットはあると思います。ずっとアルバイトをしている子達は就職率がほぼ100%です。で、中には商社に行った子もいました。ファスサンファールは別にブランドがメジャーなわけではないのですが、歴史ある会社ですし、業界内での知名度があるのも理由の一つかなと。。

もちろん弊社にフィットし、そのタイミングでポジションに空きがあればそのまま社員として働いてもらう子もいますよ。

──ちなみにアルバイト以外の採用はどうされているのでしょうか?

都谷:ほとんどRTFと、人材紹介だとクリーデンスさんにお願いしていますね。やはりアパレル特化だと相性が良く、かなりお世話になっています。

少し前ですと、貴社経由で営業職の経験者の方を1名採用させていただきました。苦戦していたポジションだったので、よかったです。

インタビューを受けている都谷様

求職者の素が見れる面接を目指して

──正社員のところでもお力になれて嬉しく思います。運用に関しては都谷様お一人で運用されていたのでしょうか。

都谷:基本は私一人で運用しています。応募を確認して、必要があれば他の部署に伝えてという感じですね。

──お一人での運用は大変でしょうか?

都谷:そんなことないですよ。毎日やることは求職者からのメッセージを確認して返信する程度なので、求人票さえ作成してしまえばそこまで時間をとられることはないですね。

──上手く運用していただきありがとうございます。何か採用活動で意識している点はありますか?

面接で大切にしていることはありますね。面接は短くて30分、長くて1時間程度なので、その人の本質をそんな短時間では分からないんですよね。求職者の方も構えてきますし緊張してますし、なかなか素が出ることはありません。

なので、とにかくリラックスしていただくことを心がけています。雑談ベースでいろいろな話を聞いて、できる限り素に近いような表情だったり、言葉だったりを見ていますね。

あとは基本的な確認で、洋服のセンスやTPOに合った服装ができているかどうかも見ていますね。

──他にはどこを見て判断されていたのでしょうか?

都谷:アルバイトに関しては、アパレルに関する熱量ですね、「こういう仕事がしたい」だったり「勉強したい」だったりの意欲の高さを一番見ています。アルバイト以外だと見る部分は全然変わってきます。

──スキル面だったりを重視されるのでしょうか?

都谷:アルバイト以外で現在力を入れて採用しているのが、販促チームで営業サポートなどをしていただくポジションなのですが、販売出身の方を歓迎していますね。初対面の人と話すことに慣れていること、言葉遣いや挨拶がしっかりできることが歓迎している理由として大きいです。

──必要なスキルになってくるのですね。

都谷:弊社の事業の展示会を行うにあたり、全国から200人以上の方がいらっしゃいます。そこでは主に営業が接客するのですが、デザイナーもパタンナーも、もちろん販促の子達も社員総出で接客してもらうんです。その際に活躍するのが、初対面の人と話ができる方です。そういった意味でそのスキルを持っている販売出身の方が一番活躍していますね。

──そのスキルは確かに販売出身の方が一番持っているスキルかもしれませんね。

都谷:実際に入社したのは25歳くらいの方が多いですね。大学を卒業して、販売職を経験して、内勤を希望してくれることが多いです。電話の対応もできますし、業界用語も知ってくれているのでありがたいです。

──READY TO FASHIONをご利用いただいて、機能面はいかがでしたか?

都谷:まだ全然使いこなせてないですが、応募が厳しいところにはスカウトなどを打って活用していこうと思っています。

──こちらもサポートさせていただきます。では、導入いただく前と後でREADY TO FASHIONに対する印象のギャップはありましたか?

都谷:こんなに応募がくるとは思わなかったですね。プランも状況に合ったものをご提案いただき、とても感謝しております。取引先で採用に困っている企業があればぜひ紹介させていただきます。

BEATRICE(ベアトリス)の洋服

成長への鍵は若い力

──うれしいお言葉、ありがとうございます。最後にファスサンファールさんの今後の展望をお聞かせください。

都谷:基本的にやっていくことはずっと変わらないですね。ただ今後は、販売出身の販促の方達にはポップアップでも活躍していただきたいと思っています。

というのも、現在「BEATRICE(ベアトリス)」というブランドで定期的にポップアップを行っているんです。特に銀座三越が軌道に乗り頻繁に行えるようになってきたので、銀座三越と伊勢丹、梅田阪急でお手伝いしてもらおうと思っています。そこでブランドの認知をさらに強めていければと。

また新しい子たちが入ってきてくれて、Instagramにかなり力を入れております。それがECの売り上げにも貢献できるレベルになってもらえればいいですね。

──今後はEC事業をもっと成長させていくんですね。

都谷:はい。また来年で45周年を迎えるにあたって、20〜30年勤めていただいている方が多く占めてきています。アパレル企業としての若さは必要なので、積極的に若い方達を入れていこうと考えていますね。

やはり感覚が違いますから、若い方から教えてもらうこともたくさんあります。今いる40代、50代の人たちも若い子の意見を受け止めるよう努力をしてくれていますね。

──そういった皆様の姿勢が、会社をどんどん成長させていくんですね。本日はお忙しい中ありがとうございました。

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