2023年12月1日(金)に「内定者×採用担当者 ファッション業界就職トークセッション」が開催されました。

本イベントは、アパレル企業とのコラボレーションによる就職支援セミナー「おしごとラボ」を定期的に開催するバンタンデザイン研究所と、アパレル特化の求人プラットフォームを運営するREADY TO FASHIONのコラボレーションイベント。タキヒヨー・ベイクルーズ・ユナイテッドアローズの3社の採用担当者と各社の内定者を招き、アパレル業界の採用・就職活動について双方の視点からトークセッションを行いました。

この記事では、当日行われたトークセッションの様子をレポート。記事の最後には、イベントの動画視聴についてのご案内もあるので、当日参加できなかった方もぜひご覧ください!

内定者が語る、アパレル業界での就職活動の経緯と秘訣

最初に行われたのが内定者へのインタビュー。各社の内定者が一名ずつ登壇し、就職活動の際にどのようなスケジュールで取り組んでいたのかをはじめ、エントリーシートや面接で気をつけていたことなど、当時のエピソードを踏まえて話しました。

左上:タキヒヨー株式会社 採用担当 森さん、左下:タキヒヨー株式会社内定者 岩田さん、右上:株式会社ベイクルーズ 新卒採用担当 吉野さん、右下:株式会社ベイクルーズ内定者 小林さん

各社の内定者は、業界に興味を持った経緯や専門・四年制大学といった学校区分が異なる学生3名が登壇。タキヒヨー内定者の岩田さんは、登壇した内定者のうち唯一の四年制大学出身者。コンサルティング会社のインターンに参加した一方で、他の会社も見てみたいというモチベーションのもと、アパレル業界でも就職活動を開始したのが入社のきっかけだそう。

一方でベイクルーズ内定者の小林さんとユナイテッドアローズ内定者の長谷川さんは、専門学校入学時からそれぞれベイクルーズ、ユナイテッドアローズを第一志望で就職活動をしていたそうです。

右上:株式会社ユナイテッドアローズ 人事部 採用チーム 佐藤さん、右下:株式会社ユナイテッドアローズ内定者 長谷川さん

「面接対策でしていたことは?」という質問に対して、長谷川さんは「洋服が好きという目線は持っていたものの、店員としての目線が欠けていることに気が付きました。なので、別企業のアパレルブランドで2週間ほど販売員のインターンシップに参加しました」と回答。

その他にも、それぞれがどのような就活をしていたのか、エントリーシート作成や面接でどういったことに気をつけていたのかなど内定した学生のリアルなエピソードが語られる場となりました。

採用側が大切にしている視点とは?アパレル大手3社の人事トークセッション

続いて行われたのが、タキヒヨー・ベイクルーズ・ユナイテッドアローズ3社の人事担当によるトークセッション。採用側の目線ではどんな点を大切にしているのかについて、タキヒヨー人事の森さんをファシリテーターに深掘りしていきました。

「どのような人と働きたいか?」という質問では、ユナイテッドアローズ人事の佐藤さんは「お客様という軸を持てる、かつ他者に対してどのように貢献していけるか? ここの軸をぶらさずに行動できる人です」と回答。

続いてベイクルーズ人事の吉野さんは、「ファッションが好きという熱量を活かし、お客さまが喜ぶ瞬間を作れるか? 自分が働くことで価値に変換できる人、アクションできる人と一緒に働きたいです」と話しました。

タキヒヨー人事の森さんは印象に残っている学生について、「『私のいいところは……』と話し始めた」学生を挙げ、「なぜその表現を使っているのか尋ねたところ、『自分には、どうしても長所や強みという言葉がしっくりこなくて』と、説明されていました。その人が言葉を丁寧に選んでいるところが、すごく素敵だなと感じました」と話しました。

最後に、ファッション業界を目指す学生へのメッセージが伝えられ、イベントが終了。これから就活を控える学生やファッション業界に興味のある学生にとって有意義な時間となったのではないでしょうか。

当日のトークセッションの動画はREADY TO FASHIONサイトにて公開されているので、動画もぜひご覧ください!
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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。音楽、ドラマ、食、本などすべてにおいて韓国カルチャーが好き。