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デジタルハリウッド大学大学院と株式会社三越伊勢丹との連携により、イタリアで開催された世界最大のメンズファッションイベント「PITTI IMMAGINE UOMO89」の様子を、VRコンテンツ、アクリルの反射を活用した未来型インタラクションサイネージ、高精細ヴァーティカル(縦型)映像などの先端デジタル手法で展示を開始した。
伊勢丹新宿本店メンズ館にて、8月9日(火)まで展示中だ。

ITビジネス・英語/留学・クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」、および、日本初の株式会社による専門職大学院「デジタルハリウッド大学大学院」、双方の研究機関である『メディアサイエンス研究所』の杉山知之研究室では、研究員のヒラタモトヨシ氏を中心に、「ファッション×テクノロジー」領域での産学協同の研究を推進している。

この会、株式会社三越伊勢丹との連携により、展示を開始することになった。

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7月に発表した概要紹介に続き、店頭の写真とともに、展示内容についての詳細をご紹介していこう。

展示コンテンツ概要

日伊貿易150周年企画「PITTI IMMAGINE UOMO at ISETAN MEN’S」キャンペーン
会期: 8月9日(火)まで
会場:伊勢丹新宿本店メンズ館 各階

1月と6月に開催される、イタリア最大のメンズファッションの展示会「Pitti Immagine Uomo」。
イタリア・フィレンツェで開催される大規模なメンズファッション展示会に出展したさまざまなブランドの16年秋冬のコレクションを、伊勢丹新宿本店メンズ館全館にて約150ブランドを紹介するキャンペーンで、今年で6回目を迎える。

本年のテーマは、「ジェネレーションズ」。年代に関係なくファッションを楽しむというあらたなトレンドを提案し、メンズ館限定アイテムなども取り揃え、期間中は、メンズ館全館がPITTI色に染まる。

総合監修協力
合資会社モード・ファクトリー・ドット・コム
VRコンテンツ制作協力
オズミックコーポレーション株式会社/Psychic VR Lab
VR機材協力
マスプロ電工株式会社(Kodak PIXPRO SP360 4K)、マウスコンピュータ
ヴァーティカル映像収録機材協力
Panasonic (LUMIX DMC-GH4)
バイノーラルマイク機材協力
J.TESORI(3Dio Free Space Omni)
アクリルインタラクションサイネージ制作協力
navaproducts、elephant design、PROTO-TYPE INC.


PITTI×VR

PITTI×VR PITTI×VR PITTI×VR

「PITTI×VR」では、業界初の高精細3Dスキャン技術で3次元空間を人工的に作り出すバーチャルリアリティー(VR)を使い、PITTI出展ブランドに紐づく商品ストーリーをVRコンテンツで体感できる。
VRコンテンツは、オズミックコーポレーション株式会社におけるVR技術の研究開発部門である「Psychic VR Lab」と連携し、「FlashBack Memories」をテーマに制作された。VR空間内に高精細に立体再現された衣服を「触る」と、その衣服が生まれた場所や生産者に関する記憶を映像で体験することができるバーチャルリアリティーブランディング作品だ。

Psychic VR Labが開発するファッションに特化したショッピング・サービスである「STYLY」(2016年度にβ版サービス公開予定)を活用し、高精度3Dスキャン技術による細部まで立体表現された商品がVR空間内に現れる。そのため、VRヘッドセットを使用すると、実際に商品が目の前にあるかのように体験できる。


REFLECTION INTERACTIVE  SIGNAGE

REFLECTION INTERACTIVE SIGNAGE REFLECTION INTERACTIVE SIGNAGE

アクリルの反射を活用した未来型インタラクションサイネージを1F入り口正面に設置。第一線で活躍するクリエーターチーム(navaproducts、elephant design、PROTO-TYPE INC.)と連携し、初公開となる新表現手法で全体テーマ「GENERATION(S)」を象徴したPITTI会場のイメージを先端デジタル技術を用いて店頭で表現した。
従来のデジタルサイネージは味気ないディスプレイの規格に縛られていたが、今回店頭で提案するREFLECTION INTERACTIVE SIGNAGEはアクリルの反射を利用して液晶ディスプレイから映像を取り出し、ファッションコンテンツに適したラグジュアリーな映像表現を可能にしている。

更にディスプレイとユーザーとの距離をセンシングしプログラムでコンテンツを制御する事でユーザーとコンテンツの関係性を生み出し、より体感値の高い映像表現を目指している。


縦型高精細映像

縦型高精細映像 縦型高精細映像 縦型高精細映像

PITTIを代表するブランドのデザイナー・ディレクターインタビューを素材に、4K(収録機材:Panasonic LUMIX DMC-GH4)で元素材を高精細に縦構図収録。スマートフォンにも最適化した縦フォーマットのブランド映像をメンズ館各階(大型ディスプレイ6枚)と「ISETAN MEN’S net」経由でユーザーに公開し訴求している。


総合監修 ヒラタモトヨシ氏紹介

1971年東京都生まれ。
合資会社モードファクトリードットコム 代表 / デジタルコンテンツプランナー
デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツマネジメント修士
杉山知之研究室研究員 FIT INNOVATION LAB JAPAN 主宰
FashionTech Summit 発起人


紳士服テーラーが家業だった影響で幼少の頃からファッションに興味を持ち、明治大学卒業後、市田(株)に就職。インポートブランド卸や直営店運営、MDなどを担当する中、インターネットと出会い衝撃を受ける。

SIerでの準備期間を経て、2000年8月 ファッションとWEB/ITを繋ぐサービス提供を主軸とした会社「ModeFactory.com」を設立。

Web/SocialMedia/Artディレクション、ITコンサルティング、マーケティング等を中心に活動を行い、日本で最初にファッションショーRUNWAYライブ配信を実現するなどハイクオリティライブストリーミング配信のパイオニアとして活動。

ファッションイベントを中心とした数々の国内外のライブ配信を手掛ける。Mercedes-Benz Fashion Week TOKYOのライブメディアディレクションやブランドとの取組み経験を多数持ち、ファッションだけでなく政党や官邸発信のライブメディア導入設計・現場活用まで業界を横断し幅広く手掛ける。

デジタルハリウッド大学杉山知之研究室ではファッション×先端テクノロジーのライブリアリティー表現等を追求。研究室内にFIT INNOVATION LAB JAPANを立ち上げ、FashionTech Summitの発起人として業界の活性化・再構築を目指す。


FIT INNOVATION LABについて

今回総合監修を行うヒラタモトヨシ研究員が主宰する「FIT INNOVATION LAB」は、ファッションと先端テクノロジーの融合による先端事例を研究・実証実験し、その研究結果から未来を創造し、業界の発展や再編に貢献する事を目的に開催している。

そして、世界に類を見ない日本発の“Fashion×先端テクノロジー”を活用したユニークなサービスを生みだすサポートを行っている。

「FASHION×IT×INNOVATION×JP」という視点で先端的な研究活動を行っているメンバーが主体となり、先端実験的な取り組みを行う際に容易に連携できる「場」を創造し、単なる研究に留まらずスポンサーから活動支援等を募るなど、ダイナミックに活動していく予定だ。

先端事例を追求するだけではなく、未来を創造するために過去にさかのぼりファッションの基本や成り立ちも同時に研究していくとのこと。

FIT INNOVATION LABについて FIT INNOVATION LABについて

デジタルハリウッド大学:http://www.dhw.ac.jp/
デジタルハリウッド大学院:http://gs.dhw.ac.jp/
参照元URL:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001120.000000496.html

READY TO FASHION MAG 編集部

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