Asia Fashion Collection 8th

バンタンとパルコは、アジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト「Asia Fashion Collection(アジアファッションコレクション、以下AFC)」を2020年も開催する。開催に際して、日本代表ブランドの参加者募集を6月15日に開始した。

【公式サイト】
http://asiafashioncollection.com/

「AFC」は、アジアのファッション産業の発展を目的に、アジア各国機構(韓国、台湾、タイなど)と連携してアジアの若手デザイナーを支援・育成するプロジェクト。開催は今年で8回目。

選出デザイナーには、2021年2月開催予定のニューヨーク・ファッション・ウィークの公式コンテンツとしてランウェイデビューの機会を与える。コレクション制作費・渡航費の経済的支援や技術的支援など各種サポートも実施するほか、台北で開催予定のファッションイベントなどの国際展示会への出場権、アジアでの販売・受注を目的とする事業化支援プロジェクトへの参加権なども付与する。

応募締め切りは8月3日まで。応募資格は、10月に行われる国内最終審査会と21年2月のニューヨーク・ファッション・ウィークに参加できる学生、または20年7月時点で学校卒業後2年未満の個人やチームで、未発表のオリジナル作品であるウィメンズウェア、メンズウェアが対象になる。

【応募詳細】
https://asiafashioncollection.com/afc8th/

8月4日に一次審査、8月21日からSNS審査を開始して9月5日に二次審査を実施。10月12〜17日に開かれる国内最終審査会を経て、21年1月に最終的な代表が決定する。

新型コロナウイルス感染拡大防止施策として、コレクションの開催や審査会開催時の安全対策は、ニューヨーク・ファッション・ウィークなどコレクション側の開催規定に従う。入場制限や無観客開催なども検討する予定。また、審査会は厚生労働省や自治体からの対応方針に則ったバンタン運用の各種ガイドラインに準じながら、バンタンデザイン研究所内で実施する。

13年から毎年開催ている「AFC」では、これまで日本のほか韓国、台湾、タイなどで活躍する若手デザイナー計37ブランドをニューヨーク・ファッション・ウィークに送り出してきた。国内では、「ダイリク(DAIRIKU)」の岡本大陸デザイナーや「フミク(Fumiku)」の林史佳デザイナー、「アオイ ワナカ(AOI WANAKA)」の和中碧デザイナーが日本代表に選ばれている。


READY TO FASHION MAG 編集部

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