市場調査業界におけるネットリサーチ市場は、年々拡大している。その中で浮上している課題は「若年層不足」や「スマートフォン対応への遅れ」。テスティーではこの課題を解決するため、ネットリサーチ市場のさらなる拡大に挑戦している。

テスティーでは画像選択型、チャット型のツールを使用したアンケート調査を定期的に実施。若年層ユーザーが多いスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」内にて、オリジナルのチャット型ツール「FastSonar」を使用し自由記入項目や複数回答選択機能を活用することで、地域・年代による統計のみならず詳細な意見や回答を得ることができる。

20代男女のファッションレンタル認知度と、「レンタル」のイメージ

調査によれば、ファッションレンタルの認知度は20代男性で52.1%、20代女性で72.4%だ。そのうちサービス利用経験率は20代男性で4.3%、20代女性で3.3%と1割未満。

「機会があれば利用してみたいと思う」と回答したのは、20代男性で10.2%、20代女性で15.5%という結果に。また、「機会があったら利用したい」と回答した人は、男女ともに「結婚式などの冠婚葬祭時」での利用意向が強いことが判明した。

つまりレンタル=特別なシーンでの利用というイメージが強く、日常的に身に着けるファッションアイテムをレンタルするという考えがあまり浸透していないのが現状だ。

月額制のレンタルサービスが多い中、若者のファッションアイテムの購入頻度は…

ファッションアイテムを「月に1回以上」購入していると回答したのは20代男性で42.2%、20代女性で54.5%。20代男性の約6割、20代女性の4割以上が「2〜3ヶ月に1回」「半年に1回、またはそれ以下」の頻度でファションアイテムを購入していることが判明した。

ファッションアイテム別!平均購入金額

購入金額が最も高かったのは、男女ともに「ジャケット・コート」で7,000円台。20代男性においては、「バック」「シューズ」にかける金額も「7,000円台」と比較的高い傾向にある。

まとめ

ファッションレンタルのサービス開始のニュースは耳に新しくないものの、周囲に利用者がいるかといえばどうだろう?

今回の調査結果も示すとおり、サービスの認知度に比べ利用率が圧倒的に低い。つまりサービス自体を認識しているといえども、その内容や魅力を理解する段階にまでは至っていないことが明らかになった。今後サービス利用者を増やしていくため、ファッションレンタル業者によるサービス情報の発信方法や料金プランなど、利用に至るための「きっかけ」の提供が必要になってるだろう。

参考記事
調査データで読み解く、ファッションレンタルの課題〜20代女性の70%以上が知っているものの利用率は3%と判明〜

TesTee

「TesTee」は10~20代の若年層ユーザーが充実するスマートフォンアンケートアプリ。サービスや商品画像を軸としたスプリット型の直感的なプロモーションリサーチに加え、聞きたいことを自由に聞けるチャット型のプロモーションリサーチを行う。

自社モニター会員数 :約60万⼈
自社モニター会員属性:男女比   男性45%、女性55%
年齢構成比 10代33%、20代44%、30代13%、40代8%、50代~2%
※自社モニター会員数および属性は2017年8月末時点のもの
「TesTee(テスティー)」に関する詳しい情報こちら:https://research.testee.co/


Text:Naoko Inoue (READY TO FASHION MAG 編集部)


READY TO FASHION MAG 編集部

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