
アパレルPR職はブランド価値や認知度を高める役割として戦略立案からメディア対応、SNS運用まで幅広い経験が求められます。職務経歴書では単なる業務内容の列挙ではなく、成果や具体的な経験を見える化することが重要です。この記事では、書き方のポイントとサンプル例を基に、採用担当者に“会いたい”と思わせる職務経歴書の作成法を解説します。
>応募書類作成の際は、履歴書の書き方もあわせて参考にしてください
<目次>
アパレルプレス(PR・広報)の職務経歴書(見本・サンプル)
20XX年XX月XX日
氏名:山田 花子【職務要約】
アパレルブランドPR担当として7年間の実務経験を有し、プレスリリース・SNS運用・メディアイベント企画を中心に携わってまいりました。在籍ブランドでは、年間掲載メディア数を30→60件に改善し、新規プロモーションの立ち上げに成功しました。【職務経歴】
株式会社〇〇(アパレルブランド)|PR担当
在籍期間:20XX年4月〜現在【担当業務】
・年間プレスリリース企画・発信(累計120件)
・雑誌・Web・インフルエンサー対応(交渉・掲載管理)
・SNS(Instagram/Facebook/TikTok)運用・分析
・プレスイベント・展示会企画・運営
・コレクション撮影のディレクション
・コラボライセンス
・広告作成物の作成【実績】
【メディア露出】
・年間メディア掲載数を20→60媒体へ拡大
・(メディア名)とのタイアップ企画を実施し、公開後に該当商品の売上が伸長。新規顧客流入に貢献
【SNS(Instagram)】
・公式アカウントのフォロワー数を約15,000人→30,000人へ成長
・展示会に招待したインフルエンサーのスナップの撮影・投稿を起点に、メンション投稿のリポスト施策を実施。投稿翌日からフォロワーが500人増加し、ブランド認知向上につなげた
【イベント/展示会】
・新商品発表会を企画・運営し、来場者300名を動員・主要メディア21媒体の掲載を獲得【使用ツール】
・PRツール:Cision、PR TIMES
・SNS分析:Brandwatch、Instagram Insights【スキル・資格】・広報検定3級
・Photoshop(基本編集)
・英語(ビジネス文書対応レベル)【自己PR】
PR戦略立案から実行まで一貫して担当し、ブランドの価値最大化を図るプロセスに強みがあります。特に媒体リレーション構築では、継続的な取材獲得につなげる関係構築力を発揮してまいりました。
職務経歴書の基本構成
以下の項目を順に記載します
1.基本情報(氏名/連絡先/LinkedIn・ポートフォリオURL)
2.職務要約
3.職務経歴(会社名・部署・役職・在籍期間)
4.担当業務
5.実績・成果
6.スキル・使用ツール
7.自己PR
テンプレート
職務要約:
アパレルデザイナーとしてXX年。レディース/メンズ(※該当分野)を中心に、企画立案から仕様書作成、サンプル修正、量産指示まで一貫して担当。トレンド分析をもとにした商品企画を強みとし、主力アイテムの売上拡大に貢献。
職務経歴:
【会社名/部署名】
在籍期間:
役職:
■主な担当業務:
・
・
■実績:
・
・
使用ツール:
・
・
スキル:
・
・
アパレルプレス(PR・広報)が職務経歴書で評価されるポイント
アパレルプレス(PR・広報)の職務経歴書では、単なる業務経験の有無ではなく、ブランド価値をどのように社外へ発信し、認知拡大やイメージ形成につなげてきたかが評価のポイントになります。
各業務について、担当した範囲・工夫した点・具体的な成果(掲載数、フォロワー増加、取材獲得数など)を明確に記載することで、即戦力としてのスキルが伝わる職務経歴書になります。
ここからは、職務経歴書で評価されやすい具体的なアピールポイントを解説します。
「どれだけ露出を生み、広げたか」が分かるアウトプット指標
アパレルプレス職では、業務量そのものよりも、発信の結果として、どれだけ社外露出や接点を生み出せたかが評価されます。
▼記載例
・メディア掲載数(雑誌 / Web / TVなど)
・取材 / リース獲得数
・展示会 / PRイベントでの来場者数、取材媒体数
・SNSフォロワー数やエンゲージメントの変化
またこれらにあわせて、PR活動の成果が分かる指標を数字で示すことが重要です。期間(例:半年・1年)とあわせて記載すると、再現性も伝わります。
「どの接点を使って発信してきたか」が分かるPRチャネル・環境
アパレルプレスは、どのメディア・チャネルを使い、どう発信してきたかも重要な評価ポイントです。
▼記載例
・PR TIMES、Cisionなどのプレス配信ツール
・雑誌 / Webメディア / スタイリストとのリレーション
・Instagram / X / TikTokなどの公式SNS運用
・Google Analytics / Instagram Insightsによる効果検証
単なるツール名の羅列ではなく、「どのチャネルを主軸にPRを行っていたか」が分かる書き方を意識しましょう。
「ブランド価値をどう伝えたか」が分かるPR企画・施策経験
アパレルプレス職では、ブランドの世界観や強みをどう表現し、どう伝えたかが問われます。
評価されやすい経験例
・展示会 / PRイベントの企画立案〜運営
・新ブランド / 新ラインのローンチPR
・シーズンテーマに沿ったPRストーリー設計
・インフルエンサーやスタイリストを起用した露出施策
・SNSキャンペーンやコラボ施策の企画
施策を書く際は、「なぜその企画を行ったのか」「どんな反応・成果があったのか」まで記載できると、思考力とPRセンスが伝わります。
アパレルプレス(PR・広報)ならではの書き方
ここからは、アパレルプレス(PR・広報)の職務経歴書をより評価される内容にするために、各項目を記載する際の具体的なポイントを解説します。
【職務経歴】では、担当ブランドやPR体制を整理して書く
アパレルプレス職では、「どのブランドを、どの立場でPRしていたか」が重要な判断材料になります。会社名だけでなく、担当ブランド名、業態(レディース / メンズ / D2Cなど)、社内でのPR体制(インハウス / 代理店 / 兼務)まで整理して記載しましょう。
▼記載例
・株式会社〇〇/PR
・広報部
・担当ブランド:レディースアパレル(D2C)
・価格帯:トップス8,000円〜15,000円 / アウター25,000円〜40,000円
・PR体制:インハウスPR(企画〜実行まで一貫して担当)
これにより、採用側は自社PR体制との相性や即戦力性を判断しやすくなります。
【実績】では、PR業務の中身と「露出につながった行動」の可視化
PR業務は成果が見えづらいため、どんなアクションが、どんな露出や反響につながったのかをセットで書くことが重要です。単なる業務列挙ではなく、「目的 → 施策 → 結果」の流れが伝わる書き方を意識しましょう。
▼記載例
アパレルブランドPR業務(2021/04〜2024/12)
・シーズンテーマに基づいたプレスリリースの企画・作成・配信
・雑誌/Webメディア/スタイリストへのリース対応および関係構築
・年2回の展示会・PRイベントの企画立案〜当日運営
・Instagramを中心とした公式SNSの運用
・投稿企画設計
・メディアリレーションの見直しにより、年間掲載数を25件→60件に拡大
・展示会にて主要ファッション誌10媒体以上の取材を獲得
・SNS投稿内容の改善により、Instagramフォロワー数を1.5万人→3万人へ成長→ ブランドの認知拡大および新規顧客との接点創出に貢献
実績は結果だけでなく、どんなプロセスで成果につなげたかまで明記すると評価されやすくなります。イベントや展示会については、集客のアプローチ方法(個人的なネットワークの活用、媒体・スタイリストへの個別連絡など)まで記載すると、PRとしての実行力が伝わります。
インハウスPRと代理店PRの経験はどう書き分けるべきか
インハウスPRと代理店PRでは、ブランドの関わり方の深さと業務範囲が大きく異なります。その違いを意識して職務経歴書に落とし込むことで、採用側に実務イメージが伝わりやすくなります。
インハウスPR(自社ブランド)の場合
インハウスPRでは、ブランドを「内側から育てる視点」が重視されます。
・撮影の立ち会い〜カタログ制作、展示会の企画など、ブランドの世界観をどう表現・構築していたか
・デザイナーやMDなど社内連携をどのように取り、商品の良さをアピールしていたか
・単発の露出ではなく、シーズンの売上やSNSのフォロワー増など、中長期的なブランド価値の向上ができていたか
代理店PR(PR会社など)の場合
代理店PRでは、対応力と横断的な経験が評価ポイントになります。
・複数ブランド(バッグ、コスメ、レディースなど)を同時に担当するマルチタスク力とスピード感
・編集者、スタイリスト、インフルエンサーなど、幅広い人脈
・クライアント(ブランド)理解を踏まえた露出プランの提案と、その結果得られたパブリシティ実績
どちらの場合も、「どのようなブランド・企業を担当し、どんな施策(広告・イベント・露出)を行ったのか」を具体的に記載すると、実務イメージが伝わりやすくなります
職務経歴書で避けたいNG例と注意点
ここでは、NG例とOK例を比較しながら、アパレルデザイナーの職務経歴書で評価されやすい書き方のポイントを解説します。
①具体的な成果・数値で示す
×「SNS運用担当経験」
◎「Instagramフォロワー数を半年で40%増加させ、特定投稿ではエンゲージメント率15%達成」
→やっていた事実ではなく、「どんな成果を出したか」が評価対象になります。フォロワー増加率やエンゲージメント率など、効果が分かる数値を入れることで、運用スキルの再現性が伝わります。
②プレスリリースは関与範囲と成果を書く
×「プレスリリース作成経験」
◎「新商品ローンチに際し、戦略設計から配信、媒体フォローまで一貫して実施し、10社以上の掲載獲得」
→PR業務では、どこまで主体的に関与したかが重要です。単なる作成業務ではなく、企画・配信・媒体対応まで含めて書くことで、実行力のあるPR人材として評価されやすくなります。
販売職とは異なり、特にPRは情報量が多くなりがち。文章が多いと読みづらく、分かりにくい職務経歴書になってしまうため、下記の通り「簡潔さ✖️具体性」を取り入れると見やすく、実績が伝わりやすいです。
例)
〈実績〉
SNS運用担当経験において(2年)
└Instagramフォロワー数を半年で40%増加させ、特定投稿においてエンゲージメント率15%達成
プレスリリース作成経験において
└新商品ローンチに際し、戦略設計から配信、媒体フォローまで一貫通貫で実施し、10社以上の掲載獲得
書き方のコツ
◻︎数値化できる成果は必ず入れる(掲載数、フォロワー増加率、イベント参加者数など)
◻︎役割を明確化する(企画から実行まで、どこまで担当したか)
◻︎ツール・スキルを具体的に記載する(PRツール名、SNS分析ツールなど)
◻︎ブランド理解のアピールを盛り込む(ブランドコンセプト理解と適用経験)
職務内容や実績をアピールしづらいので、とにかく全て細かく書くべし!
よくある質問とその解決方法
Q:PRアシスタントやサポート業務中心でも、職務経歴書として評価されますか?
アシスタント業務であっても、PR業務全体を理解していることは大きなメリットになるため、記載しましょう。また、担当業務に加え、自分自身が関与し、成果につながった実績(InstagramのDMでインフルエンサーに⚪︎件アプローチし、うち⚪︎名が来店。展示会での接客を通じて⚪︎件の受注を獲得など)が少しでもあれば、積極的にアピールしてください。
Q:メディア掲載数などの数字が少ない場合、どのように書けばいいですか?
媒体数が少なくても問題ありません。まずは媒体名・雑誌名を具体的に記載しましょう。さらに、「なぜその媒体を選んだのか」「どのような切り口でアプローチしたのか」など、掲載に至るまでのプロセスや意図を記載すると、PRとしての思考力や戦略性を伝えることができます。
Q:SNS運用経験しかない場合でも、アパレルプレス職としてアピールできますか?
正直なところ、SNS運用のみの経験だと、一般的なプレス職としては評価が難しい場合があります。PR職は、メディアリレーションや展示会対応など、SNS運用以外の業務が中心となるケースが多いためです。自分のキャリアの方向性と業務内容にズレがないか、事前に確認しておきましょう。
Q:プレスリリースや展示会などの実績が守秘義務で書けない場合はどうすればいいですか?
守秘義務がある場合は、書ける範囲で問題ありません。
| 守秘義務がある場合は、書ける範囲で問題ありません。 |
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