2017年3月19日(日)、新宿のルミネ0ニュウマンにてFRAY I.D(フレイアイディー)のファッションショーが開催された。アマゾンファッションウィーク東京2017A/Wの関連イベントとして、オンラインとリアルを駆使した新たなファッションショーの形を提案する「TOKYO BOX vol.ZERO」*という企画のもと、今勢いに乗る3ブランドがコンシューマー参加型のファッションショーを行うというものだ。

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【バカンスを彷彿とさせるコレクション】

〜コレクションテーマ〜

都会的に、モードに表現した様々なレースパターンがいつにも増して繊細で可憐な表情を醸し出し、まるで異国の地を思わせるトライバルやインドファブリックが初夏を誘う陽気な演出。

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今回のコレクションでは、思わず「これを着てバカンスに行きたい!」と思ってしまうようなデザインが多く、今はまだ外に出れば気温が低くコートが手放せない季節だということを、一瞬ではあるけれど忘れさせてくれるようなショーであった。

なお、今回のコレクションは3月31日(金)15時より、早速こちらにて先行予約開始となる。(*ランウェイショー用にデザイン変更されているものや販売していないアイテムも有。)

また、同じく「TOKYO BOX vol.ZERO」の企画として前日に行われたダイアン・フォン・ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)のショーでは、近年話題となっている”SEE NOW BUY NOW“*が実施され、ランウェイにてモデルが着用したアイテムをイベント開始と同時にその場で買える体験を可能にした。

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【暗い照明の会場でキラキラと輝いていたのは“アレ”の光】

今回は、普段ファッションショーに参加することが難しい一般の人々もショーを見ることができるイベントとなっており、ショーが始まると、客席のほとんどの人がスマホを片手に写真や動画を撮影しており、まさに”SNS時代を象徴する光景“が広がっていた。

筆者ももちろんそのうちの一人で、実際にその場でインスタグラムのストーリーをアップした。おそらく会場にいたほとんどがSNSアップを目的とし、撮影をしていたのではないだろうか。

【READY TO FASHION Instagram】

さらに本企画ではデジタル動画メディア各社と連携し、来場者だけでなくあらゆる場所でリアルタイムにファッションショーを同時視聴できるような取り組みも行われ、現代の技術を余すとこなく用いた最先端のファッションショーを体感することができるイベントとなった。

【東京ガールズコレクションのオトナ版?】

消費者参加型ファッションショーの代表格といえば、東京ガールズコレクション(以下、TGC)を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。TGCは、2005年から年に2回行われている、10代〜20代の女性をターゲットにしたファッションの祭典だ。今すぐ着たいと思うようなリアルクローズを着用したモデルがランウェイを歩き、若者に人気の歌手や芸能人がゲスト出演するなど、毎回話題をさらっている。

「TOKYO BOX vol.ZERO」は今回が第1回目の開催となるが、TGCを少し“オトナ向けのファッションショー”にしたものという印象を受けた。TGCのように多くのブランドが一つのファッションショーに参加するのではなく、各ブランドが自らの顧客(ファン)に最新のコレクションを発表し、高いブランド体験を提供する狙いがあるのだろう。同ブランドのターゲット層となっているママ世代も楽しんでもらえるように「一時保育」のサービスを行っていたことがそれを裏付ける。

【ファッションシステムの転換となるか?】

ファッションショーは時代によって変化してきた。ファッションショーというもの自体が行われるようになった頃はオートクチュール全盛の時代で、そこからプレタポルテの時代に移り変わり、”SEE NOW BUY NOW“が話題となっている現在に至る。アマゾンファッションウィーク東京2017A/Wの関連イベントとして開催された「TOKYO BOX vol.ZERO」だが、これからどのような立ち位置になっていくのだろうか。時代の波にのって確固とした位置を築いていくかもしれない。そんな観点からファッション業界を見つめてみるのも面白いのではないだろうか。

Photo:Satoshi,T(READY TO FASHION
Text:Reiko.SREADY TO FASHION MAG編集部)

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