
「TOKYOエシカルカンファレンス」が6月17日(火)に東京都庁第一本庁舎にて開催されました。
東京都が運営するTOKYOエシカルでは、企業や団体の連携を促進する場として定期的にカンファレンスを開催しています。今回の開催では、東京都とパートナー企業・団体間の連携を強化するとともに、パートナー同士の連携によるエシカル消費のさらなる展開を図ることが目的とされました。
冒頭では、一般社団法人日本エシカル推進協議会 会長・生駒芳子氏によるエシカル経営とエシカル消費(※人や社会、環境に配慮したモノやサービスを選んで消費すること)についての講演が行われました。
生駒氏は、地産地消・アップサイクル・動物福祉・オンデマンドによる受注生産・気に入ったものを長く使うといった、日常に取り入れやすいエシカルな行動を紹介。「買い物は投票である(shopping is voting)」というメッセージを通して、消費者一人ひとりの意識が社会全体に与える影響について伝えました。
続くパネルディスカッションでは、TOKYOエシカル アドバイザー 坂口真生氏をモデレーターに、タキヒヨー株式会社、上智大学、特定非営利活動法人ビューファ、株式会社ロフトが登壇。企業・団体間の具体的な連携事例が紹介されました。
サステナブルTシャツを作成したタキヒヨーと上智大学の連携では、「サステナビリティを自分ごととして捉える、具体的な目的が一致していたとし、双方がプロセスを丁寧に共有しながらプロジェクトを進めた背景が語られました。
また、ビューファとロフトの取り組みでは、「LOFT GREEN PROJECT」として、不要になった化粧品の適切な処分方法のマニュアルを作成し、冊子やウェブ、動画などを活用しながら、消費者の行動変容を促す工夫についても議論が交わされました。
カンファレンス終了後には、パートナー交流会も実施。企業・団体間での活発な意見交換が行われ、今後のさらなる連携や取り組みの広がりが期待される内容となりました。